Sviatoslav Richter (スヴャトスラフ・リヒテル)。ロシアの
男性ピアニスト。1915年3月20日生まれ。1997年8月1日没。
高い演奏技術と幅広いレパートリーを誇った20世紀を
代表するピアニスト。
ロシア帝国の統治下のヴォルィーニ県(現在の)ウクライナの
ジトーミル州)生まれ。父親はドイツ生まれのオルガン奏者で
作曲家で、1893年から1900年まで
ウィーン国立音楽大学で学んでいた。
ロシア内戦の収束後の、1920年代からピアノを学び始めた。
フランスのラグランジュ・ドメレーやモスクワのプーシキン美術館で、オペラ、ボーカル、室内楽への生涯にわたる情熱を育んだ。
15歳からオデッサ・オペラで働き始めた。1934年3月19日に
オデッサで初めてリサイタルを開いた。
モスクワ音楽院でゲンリフ・ネイガウスにピアノを師事することを
決断し、正式にピアノの勉強を始めた。
ネイガウスにはエミール・ギレリス、ラドゥ・ルプなど著名な
ピアニストがいたが、リヒテルはネイガウスをして
「人生をかけてずっと待っていた天才」といわしめた。
1949年にスターリン賞を受賞し、ロシアで多くの
コンサートツアーを行った。
1952年2月18日、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチを
ソリストに迎え、プロコフィエフのチェロとオーケストラのための
交響協奏曲の世界初演で、指揮者として出演した。
数多くの録音を残したが、リヒテル自身は録音は好まなかったため、
多くはライブ録音だった。
Sviatoslav Richter plays Chopin Scherzo no. 2, op. 31 - video 1953
Beethoven Recital - Sviatoslav Richter - (Moscow, 1976)
Sviatoslav Richter. F. Liszt: Nocturne No. 3 - Liebesträume
Sviatoslav Richter plays Rachmaninov (1955-1984) - 2022 Remastered