小菅 優(こすげ ゆう、1983年5月24日 - )は、日本の女性ピアニスト

来歴

東京音楽大学付属音楽教室を経たのち、1993年よりヨーロッパ

在住する。9歳よりカール-ハインツ・ケンマリンク教授に師事し、

 リサイタルを開き、現在はヨーロッパを中心に

世界各地で活動している。

 

日本国内のオーケストラをはじめ、ベルリン交響楽団

フィンランド放送交響楽団フランクフルト放送交響楽団

ハンブルク北ドイツ放送交響楽団ハノーファー北ドイツ放送

フィルハーモニー管弦楽団フランス国立管弦楽団など、

ヨーロッパ一流のオーケストラとの共演を果たしている。

 

室内楽では、カール・ライスターポール・メイエ川崎雅夫や、

同年代の樫本大進庄司紗矢香佐藤俊介らとも

たびたび共演している。

 

2006年8月には、ザルツブルク音楽祭で日本人ピアニストとして

2人目となるリサイタル・デビューを果たし、2010年7月には

急病のイーヴォ・ポゴレリッチの代役として、再出演を果たした。

 

多くの演奏家が、国際コンクールでの入賞をきっかけに、

一躍注目されキャリアを積んでいく道をたどるが、小菅の場合

コンクール歴はなく、演奏活動のみで国際的な舞台まで登りつめた、

めずらしいタイプのピアニストである。

 

その演奏能力を高く評する演奏家や評論家は多い。

 

2008年にロジャー・ノリントン指揮シュトゥットガルト放送

交響楽団の日本ツアーのソリスト、同年にNHK交響楽団

定期演奏会にてタン・ドゥン作曲・指揮によるピアノ協奏曲

「ファイア」の日本初演、2009年に小澤征爾指揮

水戸室内管弦楽団、同年に大植英次指揮ハノーファー北ドイツ

放送フィルハーモニーの日本ツアーのソリスト、

2010年に山田和樹指揮サイトウ・キネン・オーケストラとの

共演などを果たしている。

 

2005年カーネギーホールで、翌06年にはザルツブルク音楽祭で

それぞれリサイタル・デビュー。

 

ドミトリエフ、デュトワ、小澤征爾等の指揮でベルリン響等と共演。

 

10年ザルツブルク音楽祭でポゴレリッチの代役として出演。

その後も世界的な活躍を続ける。

 

現在は様々なベートーヴェンのピアノ付き作品を徐々に取り上げる

新企画「ベートーヴェン詣」に取り組む。

 

14年に第64回芸術選奨音楽部門 文部科学大臣新人賞、

17年に第48回サントリー音楽賞受賞。

2014年、『ベートーヴェン ピアノ・ソナタ全曲演奏会シリーズ』

により芸術選奨新人賞音楽部門受賞。

 

Yu Kosuge - Beethoven : Piano Sonata No.8 in C minor op.13 “Pathetique”

 

バッハ / ブゾーニ編:シャコンヌ ニ短調 小菅 優 2005

 

Yu Kosuge Mendelssohn Piano Concerto No1 Complete Jacek Kaspszyk 

Sinfonia Varsovia

 

Nocturne in C-Sharp Minor, Op. posth