世界が酔いしれたショパンの名手
豊かな詩情と多彩な感情、そしてどこまでも艶やかな響き…。
その比類なく美しい演奏で、
世界中の聴衆に感動を与えた20世紀前半のフランスを代表する
大ピアニスト、アルフレッド・コルトー(1877-1962年)。
スイス・ジュネーブ近郊に生まれ、幼時期にパリに移った
コルトーはパリ音楽院に進学。
そこで、ショパンの薫陶を受けたエミール・デコム
(ドゥコンブ Émile Descombes)に師事し、
次第にその天賦の才を開花させていきました。
第一次世界大戦後はピアニストとして欧米を巡演。とりわけ
、ピアノの詩人と謳われたショパンを弾けば、アルトゥール
・ルービンシュタインとともに世界を代表する
ピアニストと絶賛されました。
日本でもショパンのピアノ曲が浸透し始めた昭和初期、
コルトーの弾くショパンのSPレコードは、
つねにベストセラーになりました。
さらに、コルトーはピアニストだけでなく、指揮者、
教育者としても活躍。
1919年には、オーギュスト・マンジョとともに自らの音楽学校
「エコール・ノルマル音楽院」を設立し、音楽教育にも
惜しみない情熱を注ぎました。
Chopin by Alfred Cortot - Complete Piano Works / Nocturne op.9 No.2 + Presentation (Century's rec.)
Schumann by Alfred Cortot - Kinderszenen, Kreisleriana, Carnaval,
Études Symphoniques + P° (Ct. rc.)
Alfred Cortot plays Schumann Kinderszenen Op. 15
Alfred Cortot plays Beethoven Piano Concerto No.1 'live' in 1947