石上真由子さんは1991年に京都市で生まれました。
幼少期のころにエレクトーンを習い始めたのですが、
エレクトーンのレッスンが嫌でエレクトーンから逃れるためにバ
イオリンを始めたのだそう。
それでもバイオリンのレッスンも嫌だったのですが、8歳のころ、
ローマの休日に憧れていた石上真由子さんは「スズキメソード」の
オーディションに受かればローマに行けるということを餌に
バイオリンを頑張ったとのことです。
石上真由子さんはローマからの帰国後、佐渡裕さんに会いたくて
スーパーキッズ・オーケストラの1期生オーディションにも
チャレンジして、見事合格します。
そのバイオリン熱が開花したお陰で、2008年の第77回日本音楽
コンクールで第2位を受賞します。
本選でのブラームスの協奏曲は、石上真由子さんの名を全国に
轟かせたといっても過言ではありません。
それほどインパクトのあった演奏でした。
石上真由子さんは医大の大学一年生の時に、第7回ルーマニア
国際音楽コンクール最優秀賞を受賞しました。
医大で勉強しながら国際コンクールで最優秀賞を受賞するなんて
天は二物を与えずずとは無縁の話ですね。
医大では腫瘍の手術に興味を持ち、消化器外科を希望して
一生懸命勉強しました。ところが6回生のときいくつかの
研修先も見つけていたにもかかわらず、お医者さんに
なったら音楽ができなくなると思い、
お医者さんの道を断念します。
卒業後は、2015年第5回宗次エンジェルヴァイオリン
コンクール第4位受賞。
2016年第14回チェコ音楽コンクールヴァイオリン部門第1位受賞。
2017年9月バルトークコンクールにて特別賞受賞。
2019年には京都市芸術新人賞受賞、
音楽クリティック・クラブ賞 奨励賞受賞、
大阪文化祭賞奨励賞受賞、
第29回青山音楽賞 青山賞受賞
2021年度音楽クリティック・クラブ賞奨励賞受賞
など数々のコンクールや活動に対しての賞を受賞しています。
音楽大学に行かずして数々の賞を受賞し、
バイオリニストとして活躍中です。
日本音コン2008 石上真由子さん(Vn)
ラヴェル:ツィガーヌ Ravel:Tzigane 石上真由子さん by Mayuko Ishigami
ラフマニノフ:ヴォカリーズ(Rachmaninov:Vocalise)石上真由子さん
(by Mayuko Ishigami)gamba1126
【Opus One】石上真由子/ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ MV