アルテュール・グリュミオー(Arthur Grumiaux, 1921年3月21日 - 1986年10月16日)は、ベルギーのヴァイオリニスト。
「一貫して美しい音色と完璧なイントネーション」を持っている
ことで知られている。ピアニストとしても活動した。
特徴
グリュミオーは、あらゆるジャンルにわたってヴァイオリン作品を
幅広く演奏・録音した。
協奏曲やソナタ、ヴィオッティの協奏曲、
パガニーニの超絶技巧協奏曲やその他協奏作品、
ストラヴィンスキーのような20世紀の音楽までに及んでいる。
いずれの曲目においても、グリュミオー独特のヴァイオリンの
艶やかな音色と、瑞々しいまでの抒情性が抜きん出ており、
同時に気高い品格を感じさせるのがグリュミオーの演奏様式の
特色である。
特に、グリュミオーのヴィブラートはヴァイオリンの演奏史上
最も美しいと称される。
使用した楽器
ヴァイオリン
- グァルネリ・デル・ジェス:1744年製「Rose」。
- ストラディヴァリウス:1715年製「ティティアン("Titian")」、
- 1727年製の「エクス=ジェネラル・デュポン
- ("Ex-General Dupont")」。
- ジャン=バティスト・ヴィヨーム:1866年製(現在は
- 「エクス=グリュミオー」として知られ、
- ジェニファー・コウが所有している)。
肩当ては、ドイツのGEWA社のModell llを使用している。
グリュミオー ≪珠玉のヴァイオリン小品集≫
Vitali Chaconne in G Minor(Arr:Arthur Grumiaux)(Grumiaux,Castagnone 1956)
Mendelssohn - Violin Concerto Grumiaux Giulini Hessischen
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第4番 ニ長調 K. 218 グリュミオー
Mozart:Violin Concerto No.4 D-major