5月下旬、奈良県橿原市にある今井町に行ってきた。

ここは、東西約600m、南北約310mの重要伝統的建造物群保存地区で、

約500件の伝統的建造物が大切に保存されている。

現在も江戸時代の風情を残す町並みは一歩踏み入れただけで、

江戸時代にタイムスリップしたかのようである。

戦国時代に称念寺を中心とした寺内町として建設され、

環濠をめぐらし、城塞都市の形態を整えた。

その後、商業都市として発展し、

江戸時代には南大和最大の在郷町となって栄えたとのこと。

スケッチは、今井町の西端、惣年寄の筆頭を務めていた名家で、

城郭を思わせる外観の今西家住宅と、一部復元された環濠を描いてみた。

 

ワーグマン水彩紙厚口F6細目