【画材研究室】水彩筆の個人的レビュー! | わらのなか

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透明水彩絵描きのブログです!

こんにちは!藁中です!
画材研究室へようこそー!
 
今日は水彩筆の個人的なレビューと、筆へのこだわりとかをつらつら書いていきます!
長くなるかとは思いますが、よろしければお付き合いくださいませ!
 
これから水彩始める方や、筆変えたいけどどれにしようかな~なんてお考え中の方の参考に少しでもなったなら幸いです!!
 
まず、水彩をこれから始める方におすすめしたい筆があります!
じゃん!
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こちらは「ヴァンゴッホ VISUAL」と柄に書かれている水彩筆です!
私が最初に購入した筆で、つい数か月前までお世話になっていました( *´艸`)
 
何本かセットになっているものがあったのでそのセットを購入したのですが、結局スタメンで活躍してくれていたのはこの3本
私の場合は平筆全く使いませんでした!
 
「バラで必要な太さの筆を何本か買おう!」と思っている方が多いと思いますが、平均的に3~4本所持の作家様が多く感じますので、最初にたくさん買うことはないと思います!
中には、「持ち変えるの面倒!」という理由から1本のみで描かれている方もいらっしゃいますよ!(憧れます…
 
ただ、絵のサイズは描き慣れれば描き慣れるほど様々になっていくと思うので…最初は「ちょっと太めとちょっと細め」なんて大雑把な感覚でもいいので最低2本の購入をおすすめします!
ちなみに私が使用していてちょうどいいな~と思った太さは2号、4号、6号です!
 
で、このヴァンゴッホの筆を入門にお勧めする理由は至ってシンプル!
「水彩筆の中では安価なほうだから」…です!
筆も最初は100均でいいのかもしれませんが、もし水彩を続ける気があって、ご予算に少し余裕があるのであればちゃんと水彩筆を購入したほうが最終的にコスパ良しだと私は思います。
 
「私は筆を安くあげて絵の具をハイブランドのものにする!」といった方も多いと思います。
それはもうお好みで…としか言えませんが、素敵な絵の具を素敵に使いこなすのも結局筆次第な時もありますよ…絵具の含みとかね…とだけ言っておきます!
 
さて!私が筆について思っていることはこんなところです!
ではでは私が数か月前から使用している新しい筆さんたちがこちら!
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黒い柄がかっこいい!とずっと気になっていた「W&N series7」です!
こちらはヴァンゴッホと比べるとお高めかとは思いますが、私はもう毛先がぼろぼろになるまでこの子と添い遂げよう!とすら思っているほどお気に入りです!
筆の太さは1号、2号、4号です!
 
ここでちょっと専門的な話になりますが、筆に使われている毛はどれも違います。
イタチだったり、リスだったり…と本当に様々で、それぞれ特徴を持っています!
とっても奥が深いのでご興味ありましたら是非調べてみてください!結構楽しいです!
 
で、こちらのW&Nさんの筆は「コリンスキーセーブル」という毛質です。
なんじゃそらって感じですが、簡単に言うと「チョウセンイタチ」の毛だそうです!
水彩において「コリンスキー」は最高級と言われていて、ファンも多いです。
 
ちなみにヴァンゴッホの方はポリエステルを主体に、いろんな質の毛が使われているそうです!
 
「そんなにいいなら最初からコリンスキーの筆にすればいじゃん!」と思いがちですが…高ければいいってわけじゃないんです( ;∀;)難しい!
結局好みなんです…実際私も筆変えた時に「えっ前の方がいいかも…」とか思ったんですよ最初は!
慣れてくるとじわじわ良さがわかってきたので記事にしたというわけです!
 
では早速具体的に比較します!
まず一番「違う!」と思ったのは筆の柔らかさです
ヴァンゴッホの方はW&Nと比べるとコシがあって固め
一方W&Nは柔らかいです!
この柔らかさというのがかなり好みがわかれる点かなと…。
結構描き心地違うのでびっくりします(笑)
 
水や絵具の含みはどちらもいいと思いますがやっぱりW&Nに軍配があがるかな…!
含みの良さは、絵具の量も少なく済むので節約にもなります!
また、頻繁にパレットに絵の具をとりにいかなくていいというのも結構時間短縮になって助かります(*´▽`*)
 
なんとなくお察しいただけると思いますが、結局一番違うのは描き心地
つまり好みなのです…!
私は立派な画材オタクになりつつあるので、「あの筆使ってみたい!」という好奇心モリモリになってしまい買い替えましたが、ヴァンゴッホの方でも困ることなく作業はできていました。
 
画材は本当に奥深いです…そして人によって好みもバラバラ。
ああなんておもしろい!
色んな作家様と画材トークとかしてみたいものです!
 
さて!だらだらと書いてしまいましたが…私の愛用筆と、入門筆について語らせていただきました!
個人的な意見すぎてあまりためにならなかったかもですが…(;´Д`)
 
おまけにほそーい筆も紹介しますね♪
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右側の筆は小さな葉っぱやキャラの瞳等の塗りに重宝しています!
左側は輪郭線の強調や細いラインをひいたりするのに大活躍してくれてます!
 
で、勘違いしてはいけないのが「細い筆なら必ず細い筆がひけるというわけではない」ということですかね…
細い筆1本でどんな面にも対応してしまう作家様もいますし、逆に折角の細い筆でも線が太くなってしまう!と悩まれている作家様もいらっしゃいます。
使い方次第でどうとでもなるのが楽しくもあり、またまた憎いところであります!
 
ではでは!ここまでご覧いただきありがとうございました!
また会えますようにー!