こんばんは。
ミステリ案内の稲葉の白兎です。
超2枚目俳優の田村正和さんが
お亡くなりになったと昨日ニュースで伝えられ驚いてます。
77歳だったそうで。
その田村正和さんのドラマを最後に見たのは
松本清張ドラマ『三億円事件』です。
この作品は、本人も最後の出演かもしれないとおっしゃってたほど、
引退決心前後の作品です。
あれ、引退する、もうドラマは出ないと言ってたのに
出るやん‥
と思って見たのが『三億円事件』。
テレ朝開局50周年だかで、
土曜ワイド劇場の時間帯に2夜連続で
やってました。
わたくしめも、原作の三億円事件を読んで間もなかったので、
かなり内容を楽しめました。
本来だったら被害者の
現金輸送車の元である銀行ですが、
銀行が入っていた保険会社が被害の肩代わりをし、
さらにその保険会社は外国の保険会社に保険をかけていました。
最終的な被害者はその海外の損保会社。
田村正和の役は日本人にしてアメリカの損保会社の調査員。
犯人がわかれば、犯人に賠償を請求する意図のもと、
三億円事件の調査に乗り出したわけです。
昭和43年のこの事件は
当時として3億円というその被害金額のあまりの多さ、
現金輸送車を、バイクで強奪するというそのドラマチック性に
モンタージュ写真って今では当たり前ですけど、
この事件をキッカケに犯人の人相描きを犯罪捜査に採用する最初の事件として、
いろいろとセンセーショナルな事件でした。
なかなか犯人が捕まらないことも
一種、ヒーロー的な扱いに。
時効成立前後には、
再び誰もが、にわか評論家のように
推理を展開したりして‥。
松本清張氏の『小説・三億円事件』は、
事実は事実として、それを元に
オリジナル推理を展開します。
その最初の事件発生後から、
警察の犯人追跡のあらましを読んで思ったのが、
何という警察の初動捜査のずさんなことか!
‥と嘆いてしまいます。
そして、最も犯人として怪しい青年が
警察関係者の息子ということに
なっていくわけです。
その捜査の過程や推理が面白いです。
また、それをドラマ化し、
こともあろうに、その主人公であるアメリカの保険会社の調査員役が
田村正和氏。
田村正和の晩年を飾るにふさわしい役。
なので田村正和と言えば
私の中での代表作は、
古畑任三郎ではなく
『三億円事件』です。
好き嫌いは別にして
本当にこの人は2枚目。
カッコいいことは認めます。
確かです。
バブルの頃のトレンディドラマの極地とも言える『ニューヨーク恋物語』は、
正統派2枚目の
主題歌は井上陽水の『リバーサイドホテル』で、ドラマの内容とめちゃくちゃマッチして、大ヒット❗️
日本を沸かせた、この2枚目すぎる俳優の遺作に近い作品が
『三億円事件』でほんと、良かったなあと思いました。
私がこの清張作品が好きだからですね。
同じ頃、ビートたけしも
松本清張の『黒い福音』もやってましたが、
ドラマとして比べると、
田村正和の方が良くできていました。
わかりやすかった。
まあ、ビートたけしさんは本職の俳優ではありませんからね。
どちらの作品も、真犯人を結局捕まえられないんで、
スッキリはしないんです。
むしろ、悔しい。
何で逃しちゃうかなあ、警察
ミステリ案内の稲葉の白兎です。
超2枚目俳優の田村正和さんが
お亡くなりになったと昨日ニュースで伝えられ驚いてます。
77歳だったそうで。
その田村正和さんのドラマを最後に見たのは
松本清張ドラマ『三億円事件』です。
この作品は、本人も最後の出演かもしれないとおっしゃってたほど、
引退決心前後の作品です。
あれ、引退する、もうドラマは出ないと言ってたのに
出るやん‥
と思って見たのが『三億円事件』。
テレ朝開局50周年だかで、
土曜ワイド劇場の時間帯に2夜連続で
やってました。
わたくしめも、原作の三億円事件を読んで間もなかったので、
かなり内容を楽しめました。
本来だったら被害者の
現金輸送車の元である銀行ですが、
銀行が入っていた保険会社が被害の肩代わりをし、
さらにその保険会社は外国の保険会社に保険をかけていました。
最終的な被害者はその海外の損保会社。
田村正和の役は日本人にしてアメリカの損保会社の調査員。
犯人がわかれば、犯人に賠償を請求する意図のもと、
三億円事件の調査に乗り出したわけです。
昭和43年のこの事件は
当時として3億円というその被害金額のあまりの多さ、
現金輸送車を、バイクで強奪するというそのドラマチック性に
モンタージュ写真って今では当たり前ですけど、
この事件をキッカケに犯人の人相描きを犯罪捜査に採用する最初の事件として、
いろいろとセンセーショナルな事件でした。
なかなか犯人が捕まらないことも
一種、ヒーロー的な扱いに。
時効成立前後には、
再び誰もが、にわか評論家のように
推理を展開したりして‥。
松本清張氏の『小説・三億円事件』は、
事実は事実として、それを元に
オリジナル推理を展開します。
その最初の事件発生後から、
警察の犯人追跡のあらましを読んで思ったのが、
何という警察の初動捜査のずさんなことか!
‥と嘆いてしまいます。
そして、最も犯人として怪しい青年が
警察関係者の息子ということに
なっていくわけです。
その捜査の過程や推理が面白いです。
また、それをドラマ化し、
こともあろうに、その主人公であるアメリカの保険会社の調査員役が
田村正和氏。
田村正和の晩年を飾るにふさわしい役。
なので田村正和と言えば
私の中での代表作は、
古畑任三郎ではなく
『三億円事件』です。
好き嫌いは別にして
本当にこの人は2枚目。
カッコいいことは認めます。
確かです。
バブルの頃のトレンディドラマの極地とも言える『ニューヨーク恋物語』は、
正統派2枚目の
正統派プレイボーイ役の田村作品です。
写真参照。
いやぁ、周りの俳優さんが若すぎてビックリですね。😅
真田広之氏も実はお出になってて、
再放送見た時は、
あまりにも若くて驚くしかありません。
事業に失敗して、セントラルパークでゴミ箱漁るシーンは衝撃的でした。
桜田淳子以外の女性の登場人物は
一度は田村正和のトリコになるというモテっぷり。老いも若きも韓国人も‥
主題歌は井上陽水の『リバーサイドホテル』で、ドラマの内容とめちゃくちゃマッチして、大ヒット❗️
日本を沸かせた、この2枚目すぎる俳優の遺作に近い作品が
『三億円事件』でほんと、良かったなあと思いました。
私がこの清張作品が好きだからですね。
同じ頃、ビートたけしも
松本清張の『黒い福音』もやってましたが、
ドラマとして比べると、
田村正和の方が良くできていました。
わかりやすかった。
まあ、ビートたけしさんは本職の俳優ではありませんからね。
どちらの作品も、真犯人を結局捕まえられないんで、
スッキリはしないんです。
むしろ、悔しい。
何で逃しちゃうかなあ、警察
ということで田村正和氏のご冥福をお祈りします
