こんばんは。
ミステリ案内の稲葉の白兎です。
今日の戦国大河ドラマ
スペシャル・ダイジェストは
竹中直人の『秀吉』でした。
これは、面白かったね。
実は先週からかなり楽しみにしてました。
『秀吉』の前の大河ドラマは
見てなかったんですよ。
ザ・ブランク。
見てないのは
中井貴一の『武田信玄』
村上弘明の『炎立つ』
西田敏行の『吉宗』
東山紀之の『琉球の風』
緒方直人の『信長』‥
順不同ですが。
真田広之の『太平記』の後半から
竹中直人の『秀吉』までが
ブランク。
と言ってもたかだか数年もないと思いますが。
竹中直人の『秀吉』で大河ドラマの
面白さを身に染みて
以降、
今日の『麒麟がくる』まで
欠かした年はありません。
全部が全部、
面白いわけではなかったけどね。
竹中直人さんが当時39歳だったとは!!
リアルタイムで見ておきながら、
その若さに「えーーっ」てなりました。
しかも今日のスペシャルゲストである
竹中直人氏と
正統な明智光秀役をやった
村上弘明氏が
なんと同い年!!
村上さん、今でもハンサムでいらっしゃる。
さすがです。
前半はこの明智光秀と秀吉の
ライバル物語でした。
あからさまに闘うのではなく
静かにメラメラ燃えている‥
陰と陽
動と静
二枚目と三枚目
その戦いの中で
何故か最後のギリギリのところで
負のカードを引いてしまう光秀。
いつも一歩だけ秀吉に負けてしまうのだ
秀吉の正直さ
チャッカリさに勝てない光秀。
本能寺の変は
母親を殺された恨みのような設定。
村上さん、光秀役、演じててキツかっただろうな。
悪いことは一切してないのに
織田軍の頭領なのに
どこか損してるような‥
秀吉のせいでもあるのかな。
石川五右衛門役の赤井英和さんや
蜂須賀小六役の大仁田厚さん。
皆、竹中氏と年齢的にどっこいどっこい。
沢口靖子の演技が上手くなってた。
真田広之も若かった。
秀吉命の石田三成役。
足利義昭の玉置浩二はどーでもいいけど。
天下統一後の秀吉は、
守りに入って
ただの腹黒いだけの親父に成り下がります。
やっぱり秀吉は、
信長が生きてる頃の方がイキイキとしてよかった。
本人も晩年のサイテーの秀吉を演じ切りたかった、と
未練を言ってました。
『黄金の日々』の秀吉は、
緒形拳が演じまして、
これが史上最低の秀吉でして‥
すごいとしか言いようがない。
先週の香川照之の秀吉も
イヤな奴でしたが、
まだまだ緒形拳に比べれば
甘いです(笑)
そのライバルの光秀も
大河ドラマでは、
良く描かれることは少なくて
村上弘明や近藤正臣の明智光秀は
例外中の例外。
村上弘明さんの光秀は、
今回の麒麟がくるの長谷川氏と同じ
くらい爽やか。
微妙にキャラ違いますけど。
佐々木蔵之介演じる秀吉は、
やな奴にされそうというより、
脇に回りそう。
優等生の光秀は、秀吉のあの飄々さに
どうしても勝てない
図々しさを出せない
性格の真面目さが、
秀吉と勝負すると裏目に出るという
お話でした。(笑)
『麒麟がくる』の光秀さんは、
そこまで重い感じはしませんが
秀吉と光秀は
本当のライバルだな、と
思いました。
お互い、反目はしないけど、
むちゃくちゃ意識するという‥。
柴田勝家は、
秀吉のライバルではありませんね。
前田利家も。
信長は、
こんな優秀な部下が2人もいて、
密かに競争させてたのかな。
歴史だからってわけじゃありませんが
やっぱり、秀吉タイプが
トクしそうです😵