こんばんは。
ミステリ案内の
稲葉の白兎です。
大河ドラマ『麒麟がくる』
お休みしてるため、
過去の戦国大河をダイジェストで
振り返る
企画に切り替えています。
最初は
伊達政宗
これは大河ドラマで一番視聴率が取れました。
時代もバブルだったし。
次は
国盗り物語
これは司馬遼太郎原作でかなり有名。
3回目はなぜか『利家とまつ』
こんな駄作を
なぜ放送した!
とは言いません。
だいたい理由はわかっているので。
人気絶頂の松嶋菜々子が主演だったから。
それ以外にあり得ない。
織田信長は反町隆史。
えーーっ
何で反町を信長にした!
とは言いません。
理由はわかりすぎるほどわかっています。
バーターです。
松嶋菜々子の出演を承諾してもらうためのエサ(ごめんなさい)です。
それしかあり得ない。
あー、別に私は松嶋菜々子は嫌いではないですよ。
むしろ好き。
だけど、
この作品に関しては
決して面白い大河ドラマだったとは
言えません。
責任は松嶋菜々子でなく、
脚本家。
あと、素材。
前田利家は
はっきり言って
戦国大名として三流もいい所。
端的に言えば
五大老筆頭に選ばれただけの人。
秀吉の親友だったから。
もちろん秀吉よりはるかに格下。
ドラマの再現シーンで、
高齢の秀吉に『お前が‥』とか言ってたけど、
絶対にあり得ない。
親友とかそういうことじゃなく、
むしろ、前田利家は
関白以降の秀吉に対し、
媚を売る、尻尾を振る、イエスマンになる
のような気がします。
だって、娘が秀吉の側室なんですから。
2人はプライベートでも
対等はあり得ないし、
前田利家は政治力にかけた
古いタイプの大名です。
そこは、
秀吉の親友というより、
「賤ヶ岳の戦い」で、
柴田勝家を途中で裏切った
戦線離脱してくれた、
第一功労者として
感謝されてるってだけです。
もちろん、それだけじゃないし
かえって
その無骨さが秀吉を安心させていると言えます。
前田利家は人間として
いい男だとは言えます。
信長からも愛されていたし。
さらに気に入らないのは、
主人公がその妻ということ。
秀吉の女房「ねね」ならともかく
何で二流の大名の奥さんが主役?
正直、そこまで持ち上げるほどのドラマじゃないですよ。
佐々成政もイメージほど遠いし。
前田慶次のミッチーは、あれは何ですか?
出るんなら徹底的に暴れてください。
脚本‥陳腐
役者‥主役以外でよかったのは、
香川照之のみ。
のりぴー酒井法子のねね役は、
史上最低。
まつの引き立て役ということもあるのか、
それにしても、
旦那の秀吉はともかく
奥さんのねねは酷すぎる。
ただの見栄っ張りの嫌味な人になってる。
酒井法子の演技のせいなのか
脚本家のせいなのかはわかりませんが。
佐々成政の奥さんなんて
圏外でしょう?
徳川家康役を誰がやつたかすら
思い出せないくらい、
このドラマはあまり面白くなかったです。
良妻シリーズはやめてほしいですね。
おんな太閤記は特別ですよ。
おかげで山内一豊の妻が主役の戦国大河は、
さらに輪をかけて面白くなかった。
仲間由紀恵に
大河ドラマの主人公は
無理がありましたかね。
第4回は
竹中直人の『秀吉』だと聞いています。
これは面白かつたです。