こんばんは。
ミステリ案内の稲葉の白兎です。
昨日のニュース
衝撃が走りました。
まさかの夏の甲子園。
いいえ、
春の甲子園が行われることになろうとは!
正確には交流試合。
優勝を目指す強豪チームと
運良く夢切符を
念願の夢切符を掴んだチームの
温度差はありますが、
一時はコロナ禍で突然の中止に見舞われたセンバツ代表32校。
これを地獄と言わずとしてなんとやらと
白兎めは勝手に想像をたくましくしてしまいます。
元巨人投手の江川卓氏が
彼らを夏の甲子園で戦わせてあげては?
と、まだ全国の緊急事態宣言前に
そんなプランを提案していました。
まさか、それが本当になるとは
凄いです。
実際は、一校一試合のみの交流戦なので
まるまる一大会が開催されるわけではないですが、
それでも
凄いことです。
陰で動いた組織なり人なりがいたことでしょう。
だったら夏もやればよかったのに‥
と意見を言う人もいますが
それは違う。
センバツ出場組は、甲子園での試合が
目前に迫っていたわけですから。
夏は地方大会があります。
救済の順番が違います!!
えっ、今さら何で?
と戸惑う選手もいたそうですが、
本気にしてはいけません。
それは照れ隠しです。
本当に試合が嫌なら
辞退して補欠校に譲れば済むので。
多分、そうはしないはずです。
世間的なポーズとみました。
喜ぶと他の部活やスポーツから妬まれる
サプライズ過ぎて
実感が湧かなかったんでしょうね。
変にこういう案が‥なんてことが世間に漏れてしまうと
それこそ夏の甲子園の予選や本大会のように
怪情報が流れて
ぶっ潰されかねません。
他の部活動とは
人気レベルや動くお金が違いますから、
それは
事実です。
ビリなのに1等賞というのと同じで
そこはごまかせません。
勉強やスポーツにおいて、
能力が同じなわけがない。
順位を同じにするならそれこそ不平等です。
卓球やフェンシングや弓道など
マイナースポーツは
マイナースポーツです。
野球とは違います。
高校生の卓球の地方予選なんか
あなた、見に行きますか?
32校の皆さんはおめでとうとしか
言えないです。
本当はまるまる優勝旗を目指して欲しいけど、
中途半端ではあるけれど
これが関係者の
今のところ、できうる最上のもの
なのでしょう。
変に来年とか持ち越さなくて
逆によかったと思います。
やるかやらないか
これでテレビ中継がなかったら、
それこそ脱力しますが
勝った学校同士で
非公式な親善試合でも行われたら
いいと思います。
佐野洋原作の
光文社
長編推理小説
『盗まれた嘘』は、
来年のセンバツ有力校が
野球部員の起こしたスキャンダルで
甲子園が限りなく赤に近い黄色信号。
母校の窮地を救うべく売れっ子作家が
部員の有罪無罪を調べて欲しいと、
主人公の探偵だか新聞記者に真相究明を依頼。
動き出した途端に殺人事件発生。
連続殺人事件。
結局、その学校や野球部員は、
容疑が晴れるどころか
ますます混迷し、甲子園は遠のくばかり。
犯人はその学校が甲子園に出るのを好まなかった。
実は依頼者が誰よりも母校が甲子園に出ると、不味いことになるのでした。
そのためわざと、さらにそのチームがスキャンダルに見舞われるように仕組んだのでした。
なんだかなあ。
ほっといても甲子園に出られなかったんじゃないの?
現役部員が婦女暴行疑惑が出ただけでも
あの時代だったら、
出場辞退に追い込まれたんでは‥?
犯人が余計なことをした感が漂う作品ではありますが、
動機が意表外でよかったです。
校歌を歌って欲しくなかったんです。
それだけなら、殺人を犯さなくてもよかったこでは?
八百長もできますからね。
そうそう、
この小説のエンディングですが、
渦中のその犯人の母校が
甲子園に出るか出ないかは、
最後まで結論が描かれないまま終了しました。
多分、無理だろうと
匂わせて終わり。
犯人だって自分の母校の初の甲子園切符はそれ自体は嬉しいはず。
だから校歌だけを差し替えるとか、
なんとか方法はあったんじゃないですか。
殺人まで起こして母校の甲子園初出場を阻止する意味がわからない(笑)
校歌が全国放送されると、
その人は最悪、社会的生命を絶たれる。
まるで松本清張の「砂の器」か
森村誠一の「人間の証明」ですね。
たかが校歌。
されど校歌ですか?
一大会でわたくしはPL学園の校歌を覚えてしまったので、
その懸念はありますが、5回聞けば覚えられますよ。
T高校の場合は初出場だから、
そもそも歌われない可能性が多分にあります。
そう、昔は勝ったチームの校歌しか流れませんでした。
だから「校歌を全国に流したい」というのは、弱いチームからしたら
悲願になります。
ではではこの辺で。
ミステリ案内の稲葉の白兎です。
昨日のニュース
衝撃が走りました。
まさかの夏の甲子園。
いいえ、
春の甲子園が行われることになろうとは!
正確には交流試合。
優勝を目指す強豪チームと
運良く夢切符を
念願の夢切符を掴んだチームの
温度差はありますが、
一時はコロナ禍で突然の中止に見舞われたセンバツ代表32校。
これを地獄と言わずとしてなんとやらと
白兎めは勝手に想像をたくましくしてしまいます。
元巨人投手の江川卓氏が
彼らを夏の甲子園で戦わせてあげては?
と、まだ全国の緊急事態宣言前に
そんなプランを提案していました。
まさか、それが本当になるとは
凄いです。
実際は、一校一試合のみの交流戦なので
まるまる一大会が開催されるわけではないですが、
それでも
凄いことです。
陰で動いた組織なり人なりがいたことでしょう。
だったら夏もやればよかったのに‥
と意見を言う人もいますが
それは違う。
センバツ出場組は、甲子園での試合が
目前に迫っていたわけですから。
夏は地方大会があります。
救済の順番が違います!!
えっ、今さら何で?
と戸惑う選手もいたそうですが、
本気にしてはいけません。
それは照れ隠しです。
本当に試合が嫌なら
辞退して補欠校に譲れば済むので。
多分、そうはしないはずです。
世間的なポーズとみました。
喜ぶと他の部活やスポーツから妬まれる
サプライズ過ぎて
実感が湧かなかったんでしょうね。
変にこういう案が‥なんてことが世間に漏れてしまうと
それこそ夏の甲子園の予選や本大会のように
怪情報が流れて
ぶっ潰されかねません。
他の部活動とは
人気レベルや動くお金が違いますから、
それは
事実です。
ビリなのに1等賞というのと同じで
そこはごまかせません。
勉強やスポーツにおいて、
能力が同じなわけがない。
順位を同じにするならそれこそ不平等です。
卓球やフェンシングや弓道など
マイナースポーツは
マイナースポーツです。
野球とは違います。
高校生の卓球の地方予選なんか
あなた、見に行きますか?
32校の皆さんはおめでとうとしか
言えないです。
本当はまるまる優勝旗を目指して欲しいけど、
中途半端ではあるけれど
これが関係者の
今のところ、できうる最上のもの
なのでしょう。
変に来年とか持ち越さなくて
逆によかったと思います。
やるかやらないか
これでテレビ中継がなかったら、
それこそ脱力しますが
勝った学校同士で
非公式な親善試合でも行われたら
いいと思います。
佐野洋原作の
光文社
長編推理小説
『盗まれた嘘』は、
来年のセンバツ有力校が
野球部員の起こしたスキャンダルで
甲子園が限りなく赤に近い黄色信号。
母校の窮地を救うべく売れっ子作家が
部員の有罪無罪を調べて欲しいと、
主人公の探偵だか新聞記者に真相究明を依頼。
動き出した途端に殺人事件発生。
連続殺人事件。
結局、その学校や野球部員は、
容疑が晴れるどころか
ますます混迷し、甲子園は遠のくばかり。
犯人はその学校が甲子園に出るのを好まなかった。
実は依頼者が誰よりも母校が甲子園に出ると、不味いことになるのでした。
そのためわざと、さらにそのチームがスキャンダルに見舞われるように仕組んだのでした。
なんだかなあ。
ほっといても甲子園に出られなかったんじゃないの?
現役部員が婦女暴行疑惑が出ただけでも
あの時代だったら、
出場辞退に追い込まれたんでは‥?
犯人が余計なことをした感が漂う作品ではありますが、
動機が意表外でよかったです。
校歌を歌って欲しくなかったんです。
それだけなら、殺人を犯さなくてもよかったこでは?
八百長もできますからね。
そうそう、
この小説のエンディングですが、
渦中のその犯人の母校が
甲子園に出るか出ないかは、
最後まで結論が描かれないまま終了しました。
多分、無理だろうと
匂わせて終わり。
犯人だって自分の母校の初の甲子園切符はそれ自体は嬉しいはず。
だから校歌だけを差し替えるとか、
なんとか方法はあったんじゃないですか。
殺人まで起こして母校の甲子園初出場を阻止する意味がわからない(笑)
校歌が全国放送されると、
その人は最悪、社会的生命を絶たれる。
まるで松本清張の「砂の器」か
森村誠一の「人間の証明」ですね。
たかが校歌。
されど校歌ですか?
一大会でわたくしはPL学園の校歌を覚えてしまったので、
その懸念はありますが、5回聞けば覚えられますよ。
T高校の場合は初出場だから、
そもそも歌われない可能性が多分にあります。
そう、昔は勝ったチームの校歌しか流れませんでした。
だから「校歌を全国に流したい」というのは、弱いチームからしたら
悲願になります。
ではではこの辺で。
