こんばんは。

ミステリー案内の稲葉の白兎です。

大河ドラマ「明智光秀」。

久々に正統派な戦国時代の大河ドラマが
帰ってきたという感じでしょうか。

豊臣秀吉
織田信長
徳川家康

徳川家康だけが一回だけ子役で登場しましたが、


この3人の英雄は
まだ出てきていません。

織田信長の父親が出てきています。

織田信秀。

それと斎藤道三。

光秀はまだ流浪の身で
海のものとも山のものともつかぬ若者です。

この人だけが

秀吉らより一回り年上だったようです。

かれこれ有名な人は登場してます。

細川藤孝
足利義輝
松永久秀
今川義元

毎回見てますが、あっという間に終わってしまいます。それだけ中身が濃いということでしょうか。

ところで先日、
名将・野村克也元監督が亡くなりました。

長島のライバルとして
その活躍ぶりは正反対のものでしたが、

ID野球だの、
野村再生工場など、
プロ野球を長年にわたり、
独自の成功哲学、語録を編み出しました。

そんな興味深い著書を数多く出している野村克也氏ですが、

まさにタイムリーな著書を発見。

歴史には特に詳しくはないようですが、

調べた上で、
その人物を語り出すと、
野村氏ならではの、

的確な人物像、
が見えてきます。

明智光秀!

なんか、前半なんか
まさに野村カントクそのものですね。

逆境の中で努力と着眼は確実に実り、
織田信長にスカウトされ、
秀吉のよきライバルで、
織田家中でも真っ先に城持ち大名になった、
1番の出世頭です。

足利義昭と織田信長に挟まれ、
上手くやり繰りしようとする光秀。

まあ、詳しく言うとネタバレになりますが
読むだけで
大河ドラマのネタバレになってしまいますが、

光秀を語るノムさんは、
本物の歴史家が語るのと同じくらい面白いです!

含蓄があります。

こういうのは若い時、
辛酸を舐めたとか、
底辺にいた人でないと
響いてこないですからね。

「野村克也、明智光秀を語る」

まるで今年の大河ドラマ向けに書かれてるかのようです。

実際は大河ドラマのたの字も出てこない、

書かれたのは、最近でもないみたいですこらね。

去年末、2020年の大河の主役が
光秀と知ったらどうだったでしょうか?

あんまり面白かったので、
野村カントクの他の本もいろいろ買ってみました。

南海もヤクルトも、
ほとんど知らないので、
新鮮でした。

どうも野村沙知代の印象が強すぎて
あまり好きな人ではなかったのですが、
南海への入団がテスト生からのスタートと聞いて、

俄然、興味が湧きました。

秀吉みたいじゃないですか?

馬の口取りとか
信長の雑用係みたいなところからスタートして、
天下人。

サラリーマンが社長になったようなひとです。

もっとも、野村カントクは、
ネガティヴ思考、
陰険さが売り物の人ですが。

性格は違いますが
流れてるものは同じですね。

アタマを使う
っていうんですか。

頭のいい人は好きです。

野村さんは、
イチローや長嶋、
清原、大谷と違って

模倣がしやすい

参考に、
お手本にしやすいですね。

何で明智光秀は、
山崎の戦いで
あっけなく滅びてしまったのか、

そういうことより、
明智光秀という男の生涯を
かなり詳しく書いているのがいいです。

どこで信長との関係がおかしくなったのか?

信長には悪気はなかったけど、
光秀のほうで
邪推、誤解、勘違いをしたようで

まあ、それは無神経な信長にも問題はあるでしよねえ。

それこそ
人を見て法を説けといつたところですね