こんにちは。
ミステリ案内の稲葉の白兎です。
本格ミステリドラマ
テレビ「あなたの番です」は、
結構ホラー色濃厚でした。
最初から見てたわけではないので、
マンションの住人らによる交換殺人は、
ほとんど意味不明で理解が全滅でしたが、
なんとなく伝わってくるものは
やたらに人が殺され、
エグい死に方
とにかくビジュアルがハンパなかった。
第2シーズンから筆者は見始めたと言っても
過言ではないですが、
スピーディな第1シーズンに比べ、
心理戦が多くてやや肩透かし。
で、あれ見て思ったことは、
ホラーとミステリは結構ご近所。
殺人が登場するのはミステリのお約束。
窃盗や誘拐だけでは長く引っ張れません。
ホラーは、ゾンビを始め
とにかく気持ち悪ければいい。
怖がらせればいい。
両者に共通するのは非日常。
読者はジェットコースターに乗り込むわけです。
綾辻行人作「殺人鬼」は
まさかの一回転。逆回転。
殺人鬼読後とディズニーのスペースマウンテン
乗車後が
大変似ている!!
徐々に疾走するスペースマウンテン。
中は暗闇。
え、これヤバくない!
ヒェーーーーーー!!
中盤は
もはや
目が開けられない(読めない)😵
本もマシーンもスピードを増し
私は顔をそむけて
味わいを拒否
ワケわかんないんですけど。
お腹いっぱい。
降ろして!!
短い間でしたが
乗車後どっと疲れました。
夕方から夜になりかけてたので、
乗り物で遊ぶのはスペースMで打ち止め
初ディズニーは、
最後に乗ったスペースマウンテンしか記憶にない!
殺人鬼と
違うのは
スペースマウンテンはいまだに好きになれない。
何回乗っても、あの暗闇とスピードに慣れる気配がないのです。
屋根取っちゃったらどうなんだろう?
どーでもいいですけど。
「殺人鬼」ですが、
ある入会資格を持って双葉山のサマーキャンプに集まった8人グループですが、
職業、年齢、バラバラなんですが、
一部を除くと
陰キャラが多いんです。
こういう人、普通こんな集まりに参加しないよね?
初対面の人とほぼ24時間、
不便な田舎、設備で触れ合う合宿。
それも殺人鬼が出没した双葉山で。
最も避けなければならない場所、行事のはず。
あと中学生も
絶対行かないと思う。
友達もいないところへ
ノコノコ若い人は出かけない。
ワザと色んな年代を集め、
バラエティ豊かにしたかつたのは、
わかるんですけどね。
基本参加者はみな善良なんですが、
そういうリアリティの面で
共感の持てる登場人物が少なかった
アニメ的とでもいうんですかね。
誰かに強制されてるわけでもないのに
何でこんな変な合宿に参加したのか?
一応、理由が書かれてたとは思います。
ひとり最低でも1回ずつは、
一人称形式の本人の目線で書かれた描写がありましたし。
それはある意味人生最後のモノローグになってしまいましたが。
ホラーやミステリの魅力は
非日常性のほかに、
自分はおそらく体験しないであろう犯罪や犠牲者の代行を、やってくれる。
一種の遊園地のアトラクションに似てます。
スペースマウンテンのような現実にはハードルの高い乗り物も
アトラクションだとわかってる、
毎日点検して安全もわかってるから
少なくとも、事故って死ぬのはあり得ないから
行列に並ぶのです。
安全だとわかっていれば、
スリルも楽しい。
おばけ屋敷も、
スピードこそないけど、
好奇心という探検・冒険本能があるので
入ってしまいます。
おばけ屋敷で怖くないと
ダメです。
腹が立ちます。
損した気になります。
こちらは、キヤーと言って驚いたり怖がりたいので。
まさか興味があるからとそれを全部体験するわけにはいきません。
命や法律に関わらない範囲で非日常を味わうとしたら、
ホラーやミステリはどんな小説よりも刺激的です。
私は普段は暴力やケンカや犯罪が嫌いな人間です。
痛そうなのや、血がいっぱい出たりするのが苦手。
戦争映画も苦手。
リアルなだけに最も観てはいけないものです。
本ならその点、
映像でない分、緩和されます。
トラウマになりにくい。
飛ばし読みというワザを使えますからね(笑)
日本のホラーは情緒に重きを置きすぎてて
それは自分にとって怖くないので
あまり見ないですね。
アメリカのでも、
ブレア・リッチとかダメ。
抽象的、情緒的なものはおとなしすぎて
合いません。
ホラーは
怖くなくてもイヤだし、
怖すぎてもイヤ。
だから観に行きません。
初めて見た映画はホラーでした。
「オーメン2」
です。
シリーズ中、最も怖さが充実していました。