こんばんは。
ミステリマニアの稲葉の白兎です。
敢えてマニアと言わせていただきました。
本格ミステリマニア。
本格ミステリとは、
正統派ミステリ。
犯人探し
トリック当てがメインで
暗黙のルールに則った推理もの。
「あなたの番です」は、
本格ミステリと言えます。
ただ、
原作ものではなく、
脚本家が秋元康というのが引っかかりました。
いや、全然書いていただいていいんですよ。
内容さえよければ!
でも結局、終わってみれば
テレビ側の人、プロデューサーでしたね。
中身は素人でした。
推理してない!!
これは痛い
意味なく登場人物多すぎたし、
ザコ (失礼)か容疑者かの境目が
わかっててシラケる。
めちゃくちゃワザとらしくてね。
どう怪しいでしょ?
疑ってよーぅ、と迫られると
引いてしまいます。私はね。
逆に
マトモでしょ?
けなげでしよ?
そういう人を疑います。
最後は殺人淫楽症という安易な展開。
脇役の人の方が演技がうまかった気がしますが
気のせいか?
これくらいにして、
本題。
綾辻行人作「殺人鬼」。
タイトル、つまらな‥!(笑)
実は
ホラー要素たっぷりの本格ミステリ。
13日の金曜日みたいな
殺人鬼が
双葉山という場所で暴れます。
伝説の「双葉山の殺人鬼」
殺人鬼というのは、
たとえではなく、
ホントに人間ばなれした化け物。
体が大きく
怪力の持ち主
モラルも哀れみもなく
感情がまるでなく
人を殺すことが本能のように
残酷に殺し回る男
昆虫をバラバラにする子供の遊びのように
犠牲者を惨殺
ところが!!
この綾辻行人は新本格推理作家としてデビュー。
社会派ドラマがもてはやされてる中、
下火になった本格ミステリに火をつけた男❣️
「〇〇館の殺人」という
一連の館シリーズで空前の人気を獲得
そんな綾辻氏のミステリなので、
ただの怖がらせ・悪趣味なホラー小説では
ありません。
いえ、あまりにもリアルな筆力で
全然ホラー小説としても完結できるじゃんの
レベル。
最後の最後で
驚きのクライマックス‼️
もう一度読み返したくなる
「えーーーーー😵⁈」というどんでん返し。
もう、凄すぎてね、
言葉が見当たらない。
他のミステリ作品をゴボウ抜き
ゴミ作品にしてしまうほどの
破壊力バツグンのトリック
〇〇館のシリーズより
ヤバイかも。
映像化できないか?
あらゆる困難がありますが、
「あなたの番です」もおぞましいシーンが
あったので、
許容範囲にならないかな?
外国映画の「ソウSAW」の要素もあるかな。
‥なんて、いろいろ褒めちぎったけれども
カンのいい人に見破られる可能性も
好き嫌いが分かれそうです。
すでに殺人描写で
脱落者続出でしょう。
実はそのシーンは全部読めず
飛ばしました。
一言一句読む人いるのか⁈
吐かずによく書けたなあと呆れてしまいます。
それこそ冷静に読めたら
サイコパスだ〜(笑)
絶対、雨の降っている時にひとりで
読んではいけません🈲
特に夕方
声に出して読みたくない日本語