こんにちは。
お盆です。
連日の、猛暑ですがお元気ですか
ミステリ案内の稲葉の白兎です。
タイトルは
甲子園ミステリ。
誤解のないように言うと
高校野球にまつわるミステリ作品を紹介するわけではないです。
なぜなら、あまりにも数が少ないので。
佐野洋の「盗まれた嘘」は、
高校野球がらみの殺人が出てくる本格ミステリですが、
その作品ですら、
野球そのものの話はほぼ置き去りで、
最後の最後で、
センバツにその高校が選ばれないように仕組む真の犯人の動機が出てきて
唸るわけです。
なかなかのどんでん返しでしたが。
今日のタイトルは
広義のミステリー。
気になってるナゾがあるんです。
熱戦を繰り広げてる甲子園ですが、
現在
星稜対立命館宇治。
昨日は、第1試合を除いて
全部接戦。
逆転に次ぐ逆転の試合もあったし
サヨナラシーンを期待する試合もありました。
こういう試合に限って
リアルタイムで見れてない。😅
高校野球ファンとしてもったいなかったなぁと思います。
さて、
常日頃から気になってる甲子園トリビアですが、
果たして
先攻と後攻では
実際、どちらが有利なんでしょうか⁈
これが白兎の気になるミステリー
果たして
後攻は本当に有利なのか?
サヨナラ勝ちのある
延長戦では心理的に楽になる
後攻めのほうが人気あるのは
知ってはいます。
PL学園だって、
昭和53年に
準決勝、決勝と、
奇跡の逆転サヨナラという離れ業で初優勝して、
話題をさらい、
高校野球人気に拍車をかけました。
そんなPL学園についたキャッチフレーズが
「逆転のPL」
その前は
逆転の報徳だったらしいですが、
延長戦で6点差を跳ね返したという
逆転のバケモノ。
昔すぎて見てないし、
詳しくないです。
PLはセンバツでも逆転サヨナラで
初優勝。
その後は屈指の強豪として、
逆転に頼ることもなく
安定した先攻逃げ切り型になりましたが、
PLの攻撃がウラだと
妙に安心して見ることができます。
だからといって
一般的に
ウラの攻撃が有利と言えるでしょうか?
心理的なものが多分にあると思います。
なんとなく‥
根拠はあるようで、ない
サヨナラ負けはイヤだから
とか、
延長戦だと、
ウラは点が入った時点で勝ち。
オモテは、何点取ろうが、
ウラは必ず守らなければならない。
と言った理由で、
後攻有利派はまるで事実であるかのように
おっしゃいます。
ここで作新学院というチームが登場します。
このチームはジャンケンに勝つと先攻を取ります。
先攻と後攻では、このチームに限っては
先攻のほうが
圧倒的に勝率が高いとのデータが!!
そう言えば
今大会も
サヨナラ負けのピンチを脱した次の
延長10回で
いきなり初球で走者を走らせました。
送りバント無しで三塁まで進ませ
勝ち越しました。
この攻め方には、
相手に為すすべは無し
延長戦10回で
1点を先に入れられることは、
心理的なダメージが大きいですね。
これからジックリ攻めるぞー
と気持ちに沸いてる後攻めにとっては。
あわや逆転サヨナラ
に沸くスタンドも
すぐに冷や水を浴びせられた感じ
アタマでは、
先攻も後攻も
宝くじの当選率と同様、
売り場による有利不利はマボロシ
確率は同じ
実際の統計では、
ほぼ互角どころか、
先攻が上回ってるという‥
先取点は先攻めに入りやすく
勝率は高くなります。
皆さんが気になる
延長戦ですら、
ほぼ互角か、
年代によっては先攻がやや上回るという‥
つまり
ウラが有利というのは、
サヨナラに惑わされた
錯覚ということに!?
それでも
甲子園は、
応援してるチームがサヨナラゲームを
演じてくれると嬉しい
特に弱いというか、
戦前不利と言われてるほうが
チャンスを作ると
ドラマを期待してしまいますね。
金足農のベスト8での
ツーランスクイズでサヨナラは、
まさに
ドラマ
人気が出たのもうなずけます。
金足農は
いろんな意味で出来過ぎでしたが、
今年は
どんな旋風が
どのチームが
旋風を巻き起こすでしょうか
やまびこ打線
黒潮打線
広商バント
がばい旋風‥