こんばんは。

ミステリ案内・稲葉の白兎です。

第2シーズンから見始めたに等しい
本格ミステリ「あなたの番です」。

住人のキャラがようやくわかってきたものの、
推理が全く出来ていないです。

本格ミステリのあるあるですが

ガチの怪しい人
最有力候補
色がついてる人

は、犯人ではないです。

したがって
あのいかにも怪しい若い刑事は
犯人じゃありません。
グレーです。

品行方正ではないけれど
大悪人
黒幕
真犯人ではないのです。

だから
第1シーズンで概ね犯人とされてる管理人の女性、
その息子の変わった性癖をもつ少年も
真犯人ではありませんね。

それから
新しい住人も
今日、本性を表しました。

殺人未遂で死にかけた女性の病室に
コッソリ忍び込むという
犯人そのもののような行動を起こしてたので
これもブラフですね。

だって
その人が本当は犯人でしたと言われても
意外性なさすぎます。

鉄則では
物語の後半に登場する人は
犯人にすると、叩かれます。

ノックスの十戒

◼️犯人は、重要な役割を持って
最初から登場していなくてはならない

なので、「犯人の意外性」でいくと、
若い刑事も、
管理人夫婦も、
後から入居した男も

不適切〜。


そうなると

エコに狂ってる女
色々調べ回るスパイのようなおばさん
劇団をやつている生瀬勝久
医者
元マナカナがやつている主婦
外国人男性
イカツい雰囲気の男
主人公の味方のような若い男
主人公の味方のような若い女

くらいしか残ってなくて‥

意外な犯人として納得できるとしたら、

主人公の味方のような若い男女の
どちらか、です。

女性のほうは、
誰かにホームで突き落とされましたが、
その後、
生還したので犯人の適性としてはアリ。

2人ともいい人っぽい
まともな住人

後の人は、
わざとらし過ぎますが、
全くダメという感じではないです。

さて、
訳ありげの刑事は
主人公に電話で
「犯人がわかりました」と言ってきました。

本格ミステリにも
しばしば登場するシチュエーション。

犯人がわかった

コレ、言った人、
ほぼ百パーセント、次の犠牲者です。

なぜか
犯人に先回りされてしまう。

なぜなら
犯人を喋られたら
作者が困るから。

やっぱり公園で変死体となっていました。

それにしても

主人公は15歳も年上の人と内縁状態。

ミステリーに恋愛は
持ってくるな!
が鉄則ですが、
事件と関係あるなら
話は別。

松本清張はむしろ積極的に恋愛を
絡めてきますね。

年上女に何か意味があるのかな?

作者がどうしても原田知世を出したかった?

主人公を健気な男として強調したかった?

一つだけ役割がありました。
マンションの住人に元夫がいました。

殺されたのか
出てこない。

第1シーズンの人間関係がよくわからないです。

竹中直人は、犯罪予備軍少年を持つ主婦を
恐喝してたみたいですが

だから殺された?

あの若い刑事の殺され方を見るに
犯人の動機は

お金、復讐とか被害者への個人的動機ではなく
愉快犯
劇場犯
殺人のための殺人みたいな感じですね。

挑戦的です。

裏番組で松本清張の「点と線」やってましたね。

再放送ですが。

ビートたけしの鳥飼刑事

なんか豪華キャストでした。

「あなたの番です」とはエライ違い。

役者に比較的詳しい稲葉の白兎めでも
知らない俳優さんが目白押し。
初めて見る人もいます。

そういえば
ベテラン刑事の役の人
「いだてん」の水泳編にまさに今、
オリンピックの引率者として
出演中です。

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