こんばんは。

ミステリ案内の稲葉の白兎です。

7月とは思えない涼しさ!

が続いております。

助かります。

高木彬光の
横浜をつくった男の高島嘉右衛門。

実に興味深いお話でした。

彼のお父さんは
同じく高島嘉右衛門。

盛岡藩からの相談で
餓死者が多数でるところを救った
高島嘉右衛門初代。

時は天保。
江戸時代末期。

松本清張の「天保図録」は、
老中・水野忠邦が推奨した
天保の改革を中心に繰り広げられる歴史絵巻。

で、水野南北は
その少し前に活躍した観相学視野。

言うなれば行列のできる手相見。

嘉右衛門はまだ幼い清三郎(後の横浜を作った男になる)を
観てくれと、南北先生に無茶振り。

2歳の赤ん坊に人相などあるわけがない!
と、丁重に断られそうになります。

でも、雄藩・鍋島藩のお殿様に一目置かれていると知り、
特別に観ます。

水野忠邦、水野南北

松本清張も占いが出てくる本を描いてあります。

「告訴せず」に太占、フトマニ占いが出てきます。

清張センセと占いなんて面白い組み合わせです。

高木彬光と清張は
ホントによく似ています。

高島嘉右衛門は、
牢獄に入りますが、
そこでのルールは、

松本清張が
時代小説・無宿人別帳にあるとおり。

私個人では
せっかく思いついた企画
サンシャイン

レストラン制覇を目論んでいましたが

美食は大敵の水野南北が出たので
水を差された感じ。
おそらく水野先生がきいたら

分不相応と言われそう。

とにかく

横浜駅とかどうでもよくて、
鉄道事業もどうでもよくて、

入牢の話が一番面白かつたですね。
あと占い。