こんばんは。


ミステリ案内の稲葉の白兎です。

今週もドラマやアニメの最終回ラッシュです。

大河ドラマ(と言っていいのか?)の
いだてんもまさかの最終回。

関東大震災による悲劇と復興の回でした。

落伍者に近い落語家は、
地震で自信をつけます。

被災した人を落語で励ますんですね。

奥さんは騙されたとさんざん言ってましたが
(当然ですが)
結局逃げないし。

主人公は一旦、嫁のいる熊本に避難して、
姑に非難されます。

こっちが帰ってくれと何べん言っても帰らなかったのに、
東京が被災した時だけ逃げてくるとは
何事!!

と言われてしまいました。
嫁が必死にかばってくれましたが。

教え子が行方不明になって、

その教え子に
励まされた女性が
オリンピックを目指すことにしたと金栗らに伝えに来ました。

なんだかんだ、イイ感じに展開。

そして番組の終わりに
第1部終了と。

あら〜。

区切りのつけ時ではあるけれど、
もう金栗バージョンは最終回だったんですね。

半年、早かった。
持たないと思ってましたが、
あっという間でした。

金栗選手には
勇気とやる気をもらった気がします。

次週からは、
阿部サダヲさんにバトンタッチ。

水泳選手バージョンですね。



一方、同じ日の民放ミステリ
「あなたの番です」も、
特別バージョンの最終回。

連続殺人を扱った本格ミステリ。

主役の片方の
原田知世さんの死で幕を開けて

内縁の若い夫・田中圭さんが
パソコンにログインして、
亡き妻の日記で短かつた恋愛、新婚生活を
振り返ります。

途中から見たわたくしは、
かなり助かりました。

二人の馴れ初めや関係がわかったので。

担当刑事には、
なぜか容疑者にされてますが。

特に6番目の犠牲者の現場の側にいたというのが
心証を悪くしています。

もっとも、疑っている刑事自体、
グレーな奴なのが明らかなので、
思惑があっての推理だと思いますが。

犯人に強制的に妻の死の直前の
動画メッセージを見させられ、

正気を失う夫の翔太。

そして、
改めて犯人を突き止める事を決意。

つまり、第二シーズンは、
夫のリベンジで幕を開けるわけです。

視聴者も、原田知世の突然の死には
驚愕したことでしょう。

殺人未遂で捕まった木村多江は、
警察で黙秘してるようですが、

奈菜ちゃんこと原田知世を殺した
実行犯ではないということになりますからね。

ますます混迷を深めていくマンション殺人事件。

来月の第2部が楽しみです。

個人的には、
生存者で有名な俳優は生瀬勝久なので、

今のところ怪しくはないですが、
逆に最終的に犯人という可能性が大です。

最近の原田知世というと、
「紙の月」の横領犯役が印象的。

清純派であるため、
ギャップがやはり大きい。

むしろ全然悪い人に見えないので、
ここまま逃げてくれればと思ったくらい。

同じ役で映画版の宮沢りえとは
完全に差をつけました。

宮沢りえは年下のオトコに貢ぐ
ただの色ボケ中年にしか見えず。

相手も中身のないチンピラ大学生。

ドラマとしての意外性や必然性が
なかったのでガッカリしました。

脇役の人のほうがよかった

それはともかく、
原田はこの時もふた回り年下の恋人を作る設定。

そうそう、
番組冒頭で
彼女の読んでた江戸川乱歩の「パノラマ島奇譚」

カバーせずに読んでたあたりが、
ネタバレしてくれと挑発してるも同然だなと思ったりして。

同士を引きつけますね。

綾辻行人の時計館の殺人も、
程よい本格チョイスで、
ミステリ好きを表してました。

本棚のタイトルがそれっぽいものばかりですので、
ミステリ通にはたまらないです!