こんばんは!
ミステリの稲葉の白兎です。
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に関する記事もしょっちゅうですが。
今年の大河ドラマ「いだてん」は、
来たる東京オリンピックの宣伝みたいな特別な
ドラマになってます。
いつものように、歴史上の人物をやらないわけです。
しかし、昨日のいだてんは、
「関東大震災」🔥
大正時代を描く上で、
避けて通れない事件です。
来たな〜
こうして見ると、
大河特別バージョンといえど、
超近代史と思えば
それはそれで楽しみがあるというもの。
日本人が通ってきた歴史ですからね。
大好きな箱根駅伝の歴史も分かったし。😁
松本清張の後半期の海外長編
「詩城の旅人」
は、まさに、
駅伝招致の話。
主人公は新聞記者。
ゴッホゆかりのアルル地方で、
日本人オリジナルの駅伝大会を開催してはどうか
という読者からの投書が舞い込み、
招致のために南フランスへ
オリンピック陸上委員会の有力者に働きかけに飛びます✈️。
ストーリー的には、
陸上委員会への営業活動はいつのまにか頓挫し、
全然別の方向に行きます。
ゴッホの日記を手掛かりに迷走する主要人物たち。
当時のアルルの人たちは、
ゴッホを嘲るだけ嘲りました。
まさか一枚が天文学的な値段になるとは
誰も思わなかった事でしょう。
駅伝もゴッホも日本人の心にグッとくるものがありますね。
招致といえば大河ドラマ。
オリンピックほどではないけれど、
大河ドラマも、
舞台になった場所は、
そこそこ観光地と化します。
「真田丸」の時は
信州は観光客で繁盛したらしいです。
来年は
「明智光秀」。
ビッグネームですが、
「ええっ!?」という感じがしないでもありません。
何しろ、謀反人であり、
その最期も
バッドエンド。
本能寺の変を知らない人はいないでしょう。
真田幸村も坂本龍馬も
バッドエンドですが、
イメージは悪くありません。
むしろ良い。
明智光秀のイメージは、
すごぶる悪い。
悪役ではないのですが、
三日天下という非常に不名誉な造語があります。
そんな明智光秀が主役をやるなら、
アノ人はやってもいいのでは?
むしろ、やってほしい。
今まで、
諦めてたけど、
明智光秀がアリなら、
石田三成もアリでしょう。
「正義」という錦の御旗で
関ヶ原を、十分やれます!!
日本人はそんなに
家康のことを良く思ってません。
欠点があまりなくて、
つまらないんですよ、家康爺は。
で、やっぱりというか、
三成の地元・滋賀では
NHK大河ドラマにぜひ石田三成を!!
もちろん関ヶ原が当然クライマックスです。
しかし、NHKの答は、
「熱意は受け止めて検討いたします」。
ほぼ期待薄。
🤷♂️
滋賀県なら、
井伊直弼のほうが有利だし、
大物戦国大名では、北条早雲がまだです。
春のセンバツ甲子園じゃないけど、
枠の問題で、
実力はあるけれど、
非常に厳しい状況。
💦
数多の2枚目俳優さんが挑んだ石田三成。
完璧な石田三成は
「黄金の日日」の近藤正臣さんのみ。
他には功名が辻の中村橋之助の三成も
割と穏やかな人柄。
それ以外の石田三成は、
ワザとどこか欠点を持って描かれてます。
真田広之
山本耕史
小栗旬
江守徹
イイ奴なんだけど人間味が薄い。
正義感が強すぎる、
周りが見えない。
ほぼこんなステレオタイプ。
あからさまに悪く描かれてるのは、
宅麻伸
田中圭
あとは、家康の引き立て役。
鹿賀丈史
奥田瑛二
原田龍二
萩原聖人
伊武雅人
つまり、主人公にでもしないと、
ステレオタイプの三成が延々と
続き、
ほとんどフィクション。
家康が大きいあまり、
歪んだ解釈がなされてるのかと。
あえて悪く描く必要性を知りたいですね。
根拠のない性格付けをされているので、
それを演じる役者さんも可哀想です。
映画の岡田准一には、
欠点のある三成ではなく、
主人公なんだから、
正々堂々と爽やかなキャラクターでやってもらいたかったです。
💪