こんばんは。
ミステリを案内する稲葉の白兎です。
ミステリという言葉は結構、広義ですが、
このブログは、主に推理ドラマ・推理小説について。
ミステリーサークルとか、
オカルトや空想科学ではありません。
さて、昨日はお台場に行ってきました。
お台場へはバスを使いました。
バス、便利!!
東京東部にいますと、
往復にゆりかもめを使うのは地獄。
何年か前に東京テレポートに行った時、
ゆりかもめでの通勤だけは、
死んでもお断りと決めました。
◉新橋駅からの乗り換えが面倒。
新橋駅から家に帰るのも不便。
◉上りが混む。
その点バスは、階段を使うことがないので、
ラクです。
仕事の帰りに寄ったので、
帰りは9時半近くになり、
楽しみにしていた「白い巨塔」第一回の前半を見逃してしまいました。
名作なので、豪華キャストです。
いだてんとかぶって出演している者もいます。
どうしても、前作唐沢寿明バージョンと比べてしまいますが、
今夜はガッツリ教授選。
しかも決着がつかず、次回まで引きずります。
えげつない人間模様です。
特に小林薫のえげつなさ。
前回の舅は西田敏行。
西田敏行と違うのは、応援の姿勢。
西田も、名誉にお金を使うタイプでしたが、
本気で婿を応援する可愛いところもありました。
ところが小林薫は、財前を応援するのは、完全に私利私欲。
その証拠に、旗色が悪くなった途端、
娘に離婚しろと言います。
舅は財前の女遊びを知っています。
西田の時は、バレないようにしろと忠告したりして、むしろ財前の味方。
包容力があったんですね。
小林は、教授になれない婿は役立たずであるばかりでなく、娘をないがしろにする悪者。
それと前回と明らかに違うのは、
野沢だか野坂だかいう女の脳外科医。
こんな人は原作にも出てきません。
でもかなり重要度の高い人物のよう。
教授選挙のカギを握る役ですが、
単にそれだけでもなさそうです。
今日の見どころは
財前チームは人間のクズですが、
東教授が対抗馬に持ってきた菊川助教授が
爽やかすぎる!😻
東教授も、だんだんイヤな人間になってきました。
❶好き嫌いで次期教授を決めようとする
❷財前に嫉妬して、財前の進路を塞ぐべく、
他大学の助教授まで招聘
そんなところは、財前だけでなく、娘や奥さんに見抜かれるかもしれません。
椎名桔平という策士を使い、
当の菊川先生はむちゃくちゃ迷惑そうな顔してました。
この筒井道隆演じる菊川助教授、
単なるおとなしいだけの学者タイプかと思いきや、
邪魔しに来た財前の手下に怯むことなく、
覚悟をしておけと言い放ちます。
この応対は見事です。
東教授の娘もハート目でした。😻
肉食系だらけの浪速の男たちにあって、
奥さん連中のおとなしいこと。
高島礼子ほどの大物が
何もしどころがないといのは、ないと思いますが、全体的に奥さん連中は控えめ。
気になったのが、里見センセの奥さん。
財前が選挙に協力してほしいと、里見のうちへわざわざ訪問。
里見は「画策までして教授になりたいと思わない」と断ります。
財前は、「お前は出世したくないのか!?」と、揺さぶります。
奥さんが聞いてることを考慮に入れてるのかどうかはわかりませんが。
「話が合わない」と言い、アッサリ帰る財前。
その後奥さんが言います。
「私はあなたに出世して欲しい」
経済的な意味も含めて当然です。
まったく野心のない男性は、
妻として寂しいでしょうね。
あなたはそれで良くても、
あたしたち家族はどうよ⁇
と言いたいんだと思います。
一見、控えめな女性が言うので、重いです。
トレードオフですね。
清廉潔白だと出世しない。
しかし、
今は令和。
財前チームは、やることが昭和の人間です。
何が誰が見ているかわからないご時世で、
欲望のまま突っ走る財前チームは、
少し、哀れささえ感じました。
財前は、令和では間違いなく干される!!
ダークサイドに落ちてます。
岡田くん、ごめんなさい。
演技が上手すぎて、
顔も整いすぎて、
コマーシャル時でも悪者に見えます。
なんていうか、
田宮二郎に似てきた!!
松山ケンイチの里見は、
普通の兄ちゃんにしか見えず、
かなり物足りないです〜。👊
この先、里見は地獄を見るというのに。
柳原医師は誰がやるんだろう〜〜
堤真一の柳原しか覚えてません。



