こんばんは。

ミステリ案内・稲葉の白兎です。

今年の大河ドラマは「いだてん」は、
いつもと違って、
歴史物ではありません。

来年の東京オリンピックの宣伝でもあり、
時代も明治末期から大正と、
超近代ですね。

それから、
脚本家がクドカンこと宮藤官九郎。

朝ドラ「あまちゃん」で一世風靡した
脚本家です。

でている役者は、
劇団「大人計画」の面々。

クドカンがこの劇団自体のメンバーです。

松尾スズキ
荒川良々
阿部サダヲ

なので、いつもの大河ドラマより、

ちょっとふざけの要素が濃いです。
ギャグと言うんですか。

ピエール滝と交代した役者さん、
いいですね。
自然で。
最初からこの人にすればよかったのにと思いますよ。

たかが足袋屋なのに、
ピエール滝の演技は暑苦しかった。

どうでもいいことを言いましたが、
今回は、
「箱根駅伝」。

主人公「金栗四三」は、マラソンランナー。

戦争で中止になりましたが、
8年ぶりにオリンピックがベルギーの🇧🇪
アントワープで開催されると知り、
張り切る金栗四三。

出来るだけ沢山のランナーが欲しい。

予選会をやろうということになります。

それが「箱根駅伝」の始まりです。
お正月恒例の大人気イベント。

しかし、
今の箱根駅伝と比べると、
意外なことだらけ。

最初だからでしょうか、
参加大学がたったの4校。

明治、早稲田、慶応と、金栗の東京師範。

有楽町からスタートしますが、
観客はなし。
取材者と身内だけがいます。


見張りがいないことを知った明治大学は、
練習の時から、
ズルを考えて、
省略して走ろうと、目印をつけるのですが‥

夜の山道なので、
目印を見失ったり、
松明を持って誘導する少年団が一緒に走ったりして、頓挫。

慶応は、トップから1時間も遅れてゴール。

中継車とか、
当然ないので、
途中経過は電報で加納治五郎ら、
教員室に届けられます。

翌日の箱根は、マイナス4度の雪まみれ。
中止にせざるを得ない状況で、
地元の人たちが選手のために雪かきをしてくれて
中止にできないと、
金栗が熱血し、復路駅伝続行宣言。

雪で滑らないように、
足袋のウラを削ってミゾをつけます。

沿道で選手のそばで叱咤激励のために金栗が乗り込んでいた車が、雪のため、故障。

金栗は、車から飛び降りて、
そのまま激走。
選手と一緒に走ります。

実は、オリンピック委員長のクーベルタン男爵の手紙によると、
今回、マラソンが種目から外されていたのです。

こんなことは、メダルを取ろうと張り切っている金栗にはとても言えません。

嘉納治五郎は、
日本がメダルを取れそうな種目は
マラソンしかないと、
悔しがります。
なんとか、クーベルタンに掛け合おうじやないかと、教員メンバーに訴えますが、
周りは冷ややか。

そんな中、箱根駅伝の順位の様子が続々と、
職員室にもたらされます。

金栗が選手と走ってるらしいということも。

その金栗の熱血に、
嘉納ら職員は、応援に出かけます。

東京師範は優勝します。そのゴールを見た、
特に冷ややかだった職員が
感動して泣くのです。

「マラソンはオリンピックでやらないとダメだ。ぜひ、男爵に掛け合おう」

職員の心を動かした金栗の熱血ゴール。

ゴールの沿道には沢山の人が迎えていました。

コレが記念すべき箱根駅伝の第一回大会。

へえーー
ですね。( ゚д゚)

箱根もいいけど、

松本清張が小説中で考えた
ゴッホの愛した南仏プロバンスで、国際駅伝大会も、
やつてほしいです。