こんばんは。
いえ、こんにちは。
松本清張をはじめとするミステリ案内人・
稲葉の白兎です。
ゴールデンウィーク後半に出かけた
近代文学館の松本清張展。
今日、見たのは大河ドラマ・いだてんの再放送。
「いだてん」中村勘九郎主演。
東京オリンピックにちなんだ
いつもの歴史ものではない特別枠の大河ドラマ。
私はミステリも好きですが、
大河ドラマも大好きで、
中学生から、見続けております。
今日はその大河ドラマと松本清張作品が
見事にシンクロニシティを奏でたので
共有したいと思います。
今までもブログによるシンクロニシティは
しょっちゅうありました。
大河ドラマ
箱根駅伝
ゴッホ
松本清張
‥‥この一見、バラバラのピースが
見事に一つの清張作品
「詩城の旅びと」
に集結されました。
ゴッホ‥有名な画家です。
10年ほど前に、乃木坂の新国立美術館で
ゴッホ展があり、出かけました。
空いてそうな日を選んだにもかかわらず
無茶苦茶に混んでて、
展示物はほとんど見られず。
ゴッホは個人的に大変興味のある画家です。
箱根駅伝‥これもよく見てます。
ここ数年はキチガイ的ファン。
そして松本清張。
松本清張の作品に「詩城の旅びと」
があります。
舞台はアルル。
この「詩城の旅びと」と
大河ドラマ「いだてん」の先週の放送回が
見事にシンクロしたのです!!
ヨーロッパの取材旅行が多かった松本清張。
それは近代文学館の展示でわかります。
特に
イギリス、ドイツ、フランス、スイスは多い。
その取材を元に生まれた「詩城の旅びと」。
この作品は好きです。
後期松本清張の作品で、
今までにないスケール。
雰囲気も今までにないものです。
どういうことかと言うと、
登場人物がいつものヒトたちと違います。
いつものヒトたちとは?(笑)
お金の亡者
権力の亡者
愛欲の亡者
嫉妬深い、気が弱い、神経質、打算的
といった、いつものヒトたちが影を潜め、
舞台が海外なせいなのかはわかりませんが、
わりとサッパリした人たちがメインで登場。
キリないので、筋を言うと、
この話は、
〝南仏プロバンスで国際駅伝をやろう〟
という話。
どうですか?
これだけでも清張センセらしくない
ハイカラで華やかでユメのある企画の話が
メインに展開するんです。
南仏プロバンスと言えば、
炎の画家・ゴッホ。
駅伝誘致の途中、
ゴッホの話も出てきます。
ゴッホは、今でこそ南仏プロバンスでは
偉大な画家としてチヤホヤされ、
観光名所になってますが、
晩年過ごしたアルルでは、
精神病人扱い、邪魔者
キチガイ扱い。
皮肉なことに
晩年のアルルで描いた絵が人気があり、
評価されています。
「星月夜」なんてそうですよね。
私の小学校の美術教科書の表紙でした。
生前ゴッホを締め出したくせに、
死んで絵の価値が沸騰してからは、
アルルの町全体が
偉大な画家として彼をチヤホヤ称賛し、
その観光収入で稼いでいる。
その痛烈な皮肉を主人公の新聞記者に
言わせしめています。
この辺は正義感の強い
松本清張センセらしいです。
駅伝誘致の話は、
マジで
その話、実現させて!
と思うくらい、魅力的なアイデアだったので、
強烈に印象に残っています。
で、先週の「いだてん」。
東海道五十三次駅伝大会実施されるー!!
次回のオリンピックがサラエボの銃声で
中止になり、
目標を失い、途方にくれた金栗四三。
マラソンというマイナー競技で
どうやって後輩を育てるか?
距離が長すぎるから短くし、
みんなで協力して走ったらいい
このアイデアを読売新聞の記者が聞いていて、
ぜひ、京都から出発させ、1人2時間くらいで走り、交代するマラソンをやろうということになります。
競技の名前は「駅伝」に決まります。
今の箱根駅伝がこれですね。
稲葉の白兎的シンクロニシティは、
「詩城の旅びと」に始まり、
アンカーは、
「いだてん」第17話。
五十三の宿場をリレーで走るアイデアが駅伝の始まり。
当時は長距離を走る日本人が少なすぎて
選手を探すのが大変だったんですね。
ゴッホゆかりの南仏アルルで駅伝開催を!
の清張センセの某作品が繋がった瞬間でした。
箱根駅伝も
南仏駅伝 ( 話は潰れましたが😭)
も大歓迎ですよ。
