こんばんは。

ミステリ大好き
案内人・稲葉の白兎です。

長いゴールデンウィークぼけから、
そろそろ覚め始めております。

ゴールデンウィークは、
日帰りで横浜元町の神奈川文学館へ
足を運び、

松本清張展を見学。😍

いきなりですが、
昨日のブログの訂正を。

松本清張氏の「黒の回廊」は、
海外トラベルミステリーという軽い内容です。

普通に「奥の細道殺人事件」
あるいは「コペンハーゲン殺人事件」とでもつければ
よかったんじゃないのぉ?
という事を言わせて頂きました。

「奥の細道殺人事件」は、

「殺人行き奥の細道」の間違いでした。
m(_ _)m
まあ、似たようなものですが、
気がついたので一応訂正します。



清張氏の作品タイトルの話になると、
もう止まらないです。


タイトル、素敵。

中にはタイトル負けしている作品もあります。

あるいは、
まったく内容と違うのもあります。


その一方で、
逆バージョンもまたしかり。

タイトル、おとなしすぎないか?
地味すぎないか?



あなたは「種族同盟」と聞いて
どんな作品を連想しますか?

あたくしはシャーロックホームズの「赤毛連盟」を
想像しました。

なんか、団体!
って感じですね。

しかし、
別に何の同盟も結んでおりません。


内容的には「霧の旗」に少し似ていて、
弁護士が必要以上に窮地に陥入る話です。
そう、必要以上に。

種族同盟という作品は

我々庶民は、
弁護士のような
大学教授のような

上流階級の人間がとてつもなく困ると、

なんか愉快!

という心理の上に成り立つ
微妙なミステリです。

テレビドラマ化されましたが、
タイトルは、別なものに変えられました。
「黒い‥」で始まります。

「種族同盟」は、
何か違うよなー、
違和感あるなー

と思われたのでしょう。

かと言って、
その新タイトルが特に内容と合ってるわけでもないですが。


わりとゾッとする話です。

とにかく短編にしては、
タイトルの違和感さ最右翼。


短編「獄衣のない女囚」も、
同じくらい先走ったタイトルです。

これは「アパート殺人事件」でいいのでは?

数少ない犯人探しもの。
犯人当てものの小作品です。

なのに、
タイトルが
大袈裟すぎます。

別に刑務所も女囚人も出てきません。
モノの例えです。


中編では、

「草」‥
があります。

なんとも面白みに欠けるタイトル。

内容は、めちゃくちゃ面白いのに
残念なタイトル。

想像を絶するほど内容と合ってないです(笑)。


中編「二つの声」。

これは内容と合ってます。

二つの違った声がキモのお話です。

でも、つまらないタイトル。

まんまじゃないですか!

話が面白いので、
もったいないです。


それでは以下、
タイトル、意味わからないけど、
カッコいいシリーズをどうぞ。(@ ̄ρ ̄@)

隠花平原🌸
球形の荒野🌎
喪失の儀礼
山峡の章⛰
状況曲線📈
人間水域
不安な演奏🎻🎹
中央流砂
考える葉☘
棲息分布
風の息
混声の森
屈折回路
草の陰刻🌿
蒼い描点🐬
赤い白描🍅
表象詩人
波の塔


いかがですか?
造語が多いですよね。

抽象的なタイトルは作品を選びませんね。


清張センセ、
もしかして
タイトルから先に考えた?(笑)


これも
その一つ。

雰囲気は重々しくカッコいいです。