こんばんは。
って昼ですが、
いつものミステリ案内人・稲葉の白兎です。
好きな作家は
松本清張
江戸川乱歩
横溝正史
アガサ・クリスティ
などなど。
他にもいますが、
高木彬光
昔の森村誠一
鮎川哲也
世間の認知度の高い作家さんをあえて挙げましたが、
本格ミステリの宿命として、
良い作品は、
映像化しにくい
マニアックで大衆的とは言えない
など様々な宿命がございます。
逆に江戸川乱歩などは、マニアックな作品ほど
人気度と知名度が高く、
稲葉の白兎めが、大好きな作品は
内容に比べて
それほど世間の認知を受けてなかったりします。
だからこそ
時々ブログで紹介しています。
そして、ミステリ作家は
人気が出ると、あるいは本格に疲れてくると、
トラベルミステリ
歴史ミステリに移行したりします。
私はミステリを読むかたわら、
NHKの大河ドラマを見たりして、
この2つはまるで接点がありませんでしたが、
大河ドラマを見続けると、歴史上人物、
特に戦国武将にイヤでも詳しくなったりして。
ある時、会合で司会者が「小早川秀秋」について概要を説明するよう、求められまして
豊臣秀吉の縁者で、
天下分け目の関ヶ原の戦いで、
西軍を裏切った人
というしごく当たり前の事を述べたところ、
「すごい」「物知り」といろんな人から言われました。
必要最低限のことで、
コレですから、
こちらが驚くというか、自分は歴史に詳しいと、
言っちゃってもいいんだ、と自覚しました。
小早川秀秋については、
大河ドラマ「おんな太閤記」
ラスト5話くらいに突然出てきた人物で、
出演時間はたったの数分の
超ワンポイント・リリーフでしたが
やらかした事があまりにも大き過ぎて、
印象に残ってました。
当時好青年で人気俳優の大和田獏さんが演じました。
前置きが長過ぎました。
言いたいのは、
今話題のピエール瀧。
大河ドラマを愛する私は、
日曜の夜8時は
誰とも約束しません。
正確に言うと、今年の「いだてん」は、
大河ドラマではありません。
東京マラソン広報ドラマ。
そんな中、
いだてんのピエール瀧演じる足袋屋にキレたことは、前回ブログで説明のとおり。
家族に
「ピエール瀧の足袋屋はひどい」宣言しました。
覚せい剤で逮捕される前です。
オリンピックでマラソンの金栗四三くんの足袋を作ってあげたのですが
金栗くんが足袋にアレコレ注文をつけたところ、
足袋屋のピエール瀧が
怒って、足袋を投げつけ、彼を突き飛ばして店から叩き出したのです。
あまりの自体に意味が分からず途方にくれる金栗くん。
金栗四三はあくまで足袋にいちゃもんをつけたのであって、
店主じゃありません。
頑固な足袋職人だから、キレたんでしょうが、
怒りすぎです。
そこまで怒るか⁈
ヘタすりゃ、オリンピックマラソン選手のオフィシャル・スポンサーになる可能性があるでしょ。
いや、きっと
そういう理由でわざわざ足袋屋の親父を
ピエール瀧にご指名が
かかったのでしょう。
私が金栗くんなら、
「もうアンタさんには頼まんです。他の足袋屋を探します」
わざわざ言わないけど、
他の足袋屋を探します。
それでよかったんじゃない?
なのに、
なにを思ったのか、
次の回で
妙にテンション低めで
あの足袋屋は「ほら、作り直してやったぞ」と
金栗四三に渡します。
普通、
「こないだは悪かったな。怒りすぎたよ。
ごめんな」
じゃないの?
とにかく、ピエール瀧の復活がわかりません。
そうするくらいなら
最初から怒らなければよかったんじゃない?
前々回で絶縁しておけば、
覚せい剤で逮捕されても
別な足袋屋になってたから問題ないでしょ?
なのにかなりの分を
収録してたみたいですね。
とにかく、
ピエール瀧の怒りすぎは、単なる演出ではなく、
目が笑ってないなど、
冗談や演技で済まない不快さを感じて
このように、しつこく書いてます(笑)。
謝りもせず再登場するナゾの足袋屋・ピエール瀧。
これは、宮藤官九郎の責任か?
つまらない演出をしたから、
後々足袋屋の代役問題でアタマをかかえる羽目になるんですよ
それにしても
俳優の新井浩文の事件といい、
ピエール瀧の事件といい、
バイプレーヤーの方って、
あんなにも色んな作品に出てたんですね。
作品数が多すぎるのもタチが悪いですね。
全部が全部、重要な役でもないのに。
新井浩史は、
好きな俳優だったので、
ショックですね。
男女問題に関しては、
こちら側は批判的なことは言えません。
密室の話は、どちらもどっち。
失うものの大きさを
有名人は考えないと。
怖いです。
出演作の多さがそのままマイナスの金額に
変貌したのですから。