こんばんは。
稲葉の白兎です。
いきなりですが、
ピエール瀧という俳優をご存知でしょうか?
いま、話題の人です。
職業は、いちおう俳優?
今年の大河ドラマ「いだてん」に出演中。
大河ドラマでは、
「龍馬伝」に出てきたのが初出場でしょうか?
そのドラマで知ったのが最初です。
何の役だったか直ぐに思い出せませんが‥
そこそこコミカルな役が多い人で、
面白い人というイメージがありましたが、
今回は「いだてん」でキレました。
覚せい剤で逮捕されたからじゃないですよ。
彼の演じる「いだてん」の足袋屋の親父役にキレました。
ピエール瀧まで嫌いになりました。
マジです。
そんなことあるんだろうか?
だって、俳優は台本どおりのセリフを喋り、
演技をするわけです。
俳優が悪人なわけではありません。
足袋屋だって、
別にことさら悪人ではありません。
むしろ、マラソンランナー金栗四三が
その足袋屋の作った足袋を履いて走るのですから、カゲの功労者です。
例えば
テニスプレイヤー錦織圭の握るラケットはウイルソンです。
テニスをやったことのある人なら当然
そのことは知ってるし、
ウイルソン使いたいと思うわけです。
ちなみにユニクロ着てることは、
もう有名ですよね。
金栗四三がオリンピックでメダルを取ったら
どういうことになりますか?
その足袋屋のオヤジの作ったタビは、
一躍有名になります!
金栗四三が履いて走った!とね
金栗四三は裸足で走るのが辛いから、
マラソンにちょうどいい履き物だと
近所の足袋屋さんに作ってもらったのです。
その足袋屋の職人役がピエール瀧。
金栗四三がオリンピックで走るのがわかり、
大喜びのオヤジ。
この選手を当然、いろんな意味で応援しようと思います。
予選会で走った時、足袋はボロボロになりました。
新しいものを注文しに
金栗四三は競技に使った足袋を持って足袋屋に行きます。
そして金栗四三もよせばいいのに
足袋について、
イチャモンをつけました。
「これ、全然ダメだよ。
ここがあーで、
あそこがあーでこーで‥」
みるみる険しくなるピエール瀧の顔。
そりゃそうだ。
驚いたのは予想以上に足袋屋が怒ったこと。
なんと、
今までの喜びから
手のひら返して、
「さつきから聞いていれば‥。
お前が作れと言ったから作ってやったんじゃないか!
それをなんだ!文句ばかり言いやがって」
足袋を金栗四三の顔に投げつけ
「二度と来るな!!」
そばにいた息子に
「塩を蒔いとけ」
このガキも憎たらしく
あかんべえまでして、
金栗四三を店から追い出しました
なんという豹変ぶり!
((((;゚Д゚)))))))
例えば錦織圭が
ウイルソンに
「このラケットダメだよ。ここがなってない」みたいなこと言って
メーカーが
「ふざけるな!」と怒りますかね?
むろん、金栗くんは錦織圭とは違って
海のものとも山のものとも測りかねますが、
仮にもオリンピック代表選手です。
せいぜい
「もうアンタのは作らねーよ」
最大怒っても
これぐらいでしょ?
別に金栗くんの態度が異様に悪かったというほどでもない。
あくまで真面目に足袋の欠点を言っただけなのです。
多少、配慮に欠けたかもしれませんが。
それを
さっきまで有頂天になって持ち上げてたのに
「二度と来るな」はない。
現金すぎる。
店主として
職人として
人間として、
この対応はない。
自分でも何でこのオヤジにムカついたのか?
宮藤官九郎が大げさに
ギャグのセンスで
作ったシーン。
虚構なのに、
ピエール瀧自体までがマジでイヤになりました。
結局、オヤジは次の週の放送日に
足袋を改良して作り直して金栗くんに渡すのですが
それでも一度染みついたイヤな足袋屋・ピエール瀧について払拭できませんでした。
そしたら、
あの事件になります。
ショックですが、なるほどとも思いました。
もしかして悪事が演技までも変えたのか?
同じことが
酒井法子にもありました。
大河ドラマ「利家とまつ」に
のりピーこと酒井法子が
秀吉の正室「おねね」の役で出演してました。
主役の親友という、重要なレギュラーです。
この時も、酒井法子に妙な違和感というか嫌悪感を感じずにはいられませんでした。
このねね様、おかしくないか?
すごく意地悪で
嫉妬深く傲慢
欲張り
あの賢妻で有名なのおねねとは、
あまりにもかけ離れていたのです。
こんなイヤなおねは見たことありません。
親友のおまつ様の引き立て役として、
あえて、意地悪な演技なのでしょうか?
それは酒井法子そのものなのか、
台本や演出のせいなのか
区別はつきませんでした。
酒井法子は確かにどちらかといえば
暗そうなアイドルであり、
女優でした。
「翔ぶが如く」では西郷隆盛の妹で、
「1つ屋根の下」では主役で、
どちらも可憐な役ではありました。
なのに、あの秀吉の奥さんの役だけ
イヤな奴に見えたんだろう?
最初から最後まで酒井法子のおね役には
違和感がぬぐえず。
あの淀殿のほうがマシなくらい。
最終回の酒井法子にはキレました。
なんだ、コイツ!!
あくまでも役の人物に対してだけど、
どう考えてもあの酒井法子の演技・演出はどうかしてる。
あのドラマ自体、あまり面白くなかったですね。
特に女性レギュラーがよくなかった。
その後
覚せい剤で逮捕。
やっぱりあの違和感の理由はそれだったのかな?
当時はえらく納得しました。
まさか、それと同じ事がピエール瀧にも起こったんですね。
私の中でですよ。
足袋屋の役はどうなるんでしょう。
消すのか?
「太平記」では
新田義貞役のショーケンが降板し
根津甚八がピックアップ。
理由は覚せい剤ではありません。