こんばんは。
ミステリ案内の稲葉の白兎です。
「西郷どん」ですが、
12月に入って、やっと一週めが西南戦争。
まだ放送されてませんが。
大河ドラマはここのところ、2週目までには
終了してます。
このペースでは、西南戦争が始まった途端に最終回になりそうです。
同じ西郷と大久保が主役の「翔ぶが如く」は、
かれこれ30年前近くの大河ドラマ。
原作は司馬遼太郎。
主役は西田敏行。
いま、ナレーションやつてますね。
結構、西郷どんに関わってる元・翔ぶが如く出演者多いですね。
話の内容は、ほぼ一緒なのに、
明らかに違うのが、明治維新以降の話がそれなりに容量を取っていました。
第2部といったところです。
明治政府のその後が詳しく描かれていました。
しかし、西郷どんは倒幕がピークと言わんばかりの尺。
実際にそうなんですけど。
西郷さんは維新以降、パッとしなくなります。
それが初めて見たとき、ビックリで。
というのも、稲葉の白兎めは、
明治維新以降の薩長のこと、よう知らんのです。
西南戦争のことも。
日本史で西南戦争は習いました。
西郷隆盛とやらが起こした国内最後の戦争。
福山雅治の「龍馬伝」を見たら、
無性に幕末の大河が見たくなって、
前から気になってた「翔ぶが如く」完全版を
大人借りして観ました。
リアルタイムでは見てないんです。
坂本龍馬は佐藤浩市。
従兄弟の大山巌は坂上忍。
演技のしてなさに驚きます。
原作とあまりに違いすぎて‥😅
この人、どういう人物かちゃんと理解してやってんだろうか??
佐野史郎も人気が出始めの若い頃です。
いやに軽い人物で、
というか演技で、
海江田という薩摩の久光の側近で
西郷の幼なじみ。
ドラマでは重要性というか存在感ないのに、
二人とも西南戦争以降もしぶとく出世して
ビックリしたくらい、
勝手に役作りしてやっているという印象。
面白かったのは、政府の派閥です。
人間模様です。
こちらの俳優の面々は役作りしてるなあという印象。
伊藤博文‥小倉久寛
江藤新平‥隆大介
大隈重信‥石丸謙二郎
山縣有朋‥ずうとるびの新井康弘
板垣退助‥斉藤洋介
木戸孝允‥田中健
岩倉具視‥小林稔侍
特に、わかりやすかったのが斉藤洋介の板垣役。
わたくし、日本史で勝手に
自由民権運動の板垣退助にアタマのいい人というレッテルを貼っていたのですが、
洋介さんの板垣を見るにつけ、
板垣はバカなんだ!
失礼。
どちらかというと板垣は体育会系なのではないかと腑に落ちました。
小倉久寛の温和だけど、しっかり、チャッカリの伊藤も
カミソリのようにキレッキレの佐賀藩の
江藤と大隈。
特に江藤新平は、大久保とキャラが被ってて、
法律の権化といった感じ。
まさかあんな末路を辿るとは‥。
非常に惜しいキャラクターというか、人材でした。
いい加減な岩倉。
2枚目で心配性の木戸。
キャストの演技と人物がちゃんとハマってました。
山城屋の汚職をしでかした山縣に寛容な西郷。
山縣だけはイマイチわかりにくかったです。
今回は時間がなくて、
薩摩以外の役人はショートカット。
他に薩摩士族で、
蟹江敬三
益岡徹
杉本哲太
も、よかった。
今回、嫌われ大久保の瑛太しか
維新の議員でちゃんと描写がされてる人がいません。
大久保の愛人・おゆうさんは、
正妻のますより、活躍してますね。
ます役は賀来千香子で、
西郷さんの奥さんの糸さんと仲良し。
女だてらに碁をよく打ってました。
その辺はいかにも大久保どんの奥さんらしいです。
気立てがいい上に少しインテリなんですね。
翔ぶが如くのリメイクにしては、
維新後が大雑把すぎですね。
そのかわり、誰が何をするか、
どうなるかが全て分かっているので
あとは、感情に浸るのみです。