こんばんは。

稲葉の白兎です。

今日の「西郷どん」は、
あんまり進展がなく面白くなかった。

だって、もう12月になるというのに、
西南戦争が始まってないなんてマズくないですか?

始まったら、いきなり自害ですか?

しまった、言ってしまった。

「翔ぶが如く」は、
維新前と維新後を半々の配分で作られていたので、新政府後の大久保どんと西郷どんの活躍と苦悩もそれなりに詳しくやってましたよ。

どちらかというと、
西郷さんは、維新後精彩を欠いて
やる気なさにイライラしました。

政治家向きではなかったんですね。

逆に大久保は政治家のトップに驀進。

長州と薩摩で政治を動かし、
佐賀と土佐は外様扱い。

大久保、伊藤、岩倉でトップグループを形成。

維新後フタを開けてみたら、
長州の女好きと汚職が目立ちました。
伊藤、山縣、井上‥。
岩倉も遊んでばかり。

そんな同輩たちを尻目に西郷どんは
当てつけがましく質素倹約。
持参のおむすびを食べたり、
ボロ屋に住んだり。

そうそう、村田新八さんがヨーロッパから帰国。
新八は幼馴染みで、2回目の島流しでは一緒に刑罰を受け‥
そこで新八は、絆を作ってしまったんでしょうか?

あっけなく政府を辞めてしまいました。
((((;゚Д゚)))))))

何のための視察留学?
西郷さんでなくても、私も怒ります。

新八が政府に残っててくれたら、
大久保どんと西郷どんの西南戦争は
起きなかったかもしれないし、
もっと違った形で悲劇は避けられたかも。

出世もして欲しかったです。

翔ぶが如くでは益岡徹が新八を演じてました。

益岡徹だけでなく、
「翔ぶが如く」の時のキャストが蘇ります。

江藤新平は隆大介。
岩倉は小林稔侍。
大久保の妻ますは賀来千香子。
桐野は杉本哲太
弟は緒形拳の息子。

益岡徹演じる村田新八は、
西南戦争では、
戦っている姿より
西洋から持ち帰ったアコーディオンを弾き続けていた印象が強く残ってます。

この人のアタマは、
とにかく西郷との心中しかなかった。
この人の行くところにしか自分は居るしかない。
たとえ、悪いことになろうとも。

西郷のいない政府にいてもしょうがないという諦めが漂ってます。

この人は薩摩藩には貴重な文治派です。

西南戦争が起き、悪い方向にしか進まなかったのも、桐野利秋が西郷のそばにいた責任も大きいです。

この人は強いだけで、人斬り半次郎ですから、
戦略までは立てられない。
というより、番犬に近かった。

西郷も村田のような賢い人より、
自分に似た桐野タイプの体育会系を好んだよう。
そこが西郷の意外な欠点です。

もう少し、村田新八に発言権があれば
戦況はどう変わったかわかりません。


佐賀の江藤新平が佐賀の乱を起こし、
ほうほうの体で西郷どんを頼ってきますが、
情け知らずの西郷どん。

突き放します。

アンタがアンタの都合で始めたこと。
自分で責任を取るがいい。
こちらから何も言うこと、してあげられることは、一つもありません!

ザックリ言うとこんな感じ。

鼻白む江藤。

「アンタこそ超ガッカリな人だね!!」


もうちょっと男気のある人だと思ったのに。
つまんない漢だ。

他藩に対して全てこんな感じ。
冷たいです。
土佐の板垣退助にも、
萩の乱を起こした前島に対しても。

シャッターを下ろしてるわけです。

ここで逆に西郷が蜂起したら、
他藩も呼応し、
一大勢力になったと思うんです。

やる時期も場所もバラバラだったから、
新政府は鎮火できたんです。

むしろ、これの鎮火が西南戦争の練習編でした。

大久保どんを困らすには、
いっぺんにやるべきだったね〜。

西郷は、不満分子のガス抜きだか
彼らの居場所作りのために

私学校を作ります。

私学校には、西郷どんを慕う下級武士が集まりました。
結果的にそうなりました。

これが東京にいる大久保どんを刺激しました。

密偵から私学校のことを聞いた大久保は、
緊張し、目を大きく開けます。

「さすがは吉之助サァじゃ」🤩

言葉は褒めてますが、
顔は違います。

まるで本能寺を取り囲む明智の群勢と旗印を
見つけた時の織田信長の顔と一緒です。

こやつ、やりおったわ。

やらかしおった。

私学校とは考えたな。

私学校を隠れ蓑に、
西郷は不満分子を集め政府の転覆を図るテロ集団を結成したと
大久保は考えたようです。