こんばんは。
稲葉の白兎です。
江戸川乱歩の「呪いの指紋」にハマったミステリ案内人です。
犯人や指紋のメイントリックがわかってみると、
何一つ不思議な事がなくなりました。
回収されました。
あたかも方程式がキレイに解けたようなものでした。
最初は「山本はじめ」が犯人という解決が用意されましたが、
脳の裏側で
「違う、違う」と言い続けてる自分がいました。
全部が全部、山本はじめは無理だろう。
犯人とは、全部の事をやってないとダメです。
犯行現場に姿を見せてないと。
とってつけたように、遺書や自白を信じたり、
たまたまの挙動不審で捕まえた犯人というのは、
納得かいきません。
山本はじめなんて、名前からして無理です(笑)
それから「暗黒星」「緑衣の鬼」「魔術師」と、
犯人の正体に一々驚く日々。
どれも似ているんですけどね。
「一寸法師」も意外な犯人過ぎて、強烈でした。
作者本人は駄作だと恥じているようですが。
犯人のパターンはだいたい似ています。
でも、一つだけ、
引っかかってしまった作品があります。
それが「地獄の道化師」。
🤡
タイトルが気に入って、親に買ってもらいました。
犯人は、ピエロに扮し
「地獄の道化師」と名乗ります。
しかも計画殺人です。
この作品は全てが意外でしたね。
犯人当ても外れてます。
自分を庇うわけではありませんが、
私のように、間違った犯人を作り出してしまった人は多いはず。
おそらく。
何しろ、95%
自信を持ってましたから。
真犯人を知り、
「ええーっ、何で⁈」
最後の最後のどんでん返しを期待しましたが、
それもなく、
「おかしい」と、何度も読み返したほど納得がいきませんでした。
被害者は、身も心も美しい女の人。
そんな人をわりと平気で殺す乱歩(笑)。
「悪魔の紋章」の被害者も、
美女の部類。
犯人も意外と美男美女が多い。
何かコンプレックスでもあるんでしょうか?
(⌒-⌒; )
悪い人=美しい。
なのに、この犯人ときたら‥