こんばんは。

稲葉の白兎です。

雨や台風が続いたかと思えば

また最近少し暑さが戻ったりして‥。

服装の予定が立てにくいこの頃ではないでしょうか。

夏の気分は消え失せて
本格的に秋の夜長を楽しもうといったところです。

こないだの三連休は
2016ジグソーパズルの続きに取り組んだのは
約3時間



増えた部分わかりますか?

右端の木の葉っぱです。

20ピースほど。
やってられないですね。
全然サクサクじゃないです。
そのうち、首と足が痛くなって‥。
変な姿勢で集中するので。

紅葉が埋まるまでに
本物の紅葉が終わりそう。

漫画で読むズルイ文学鑑賞。
漱石の「こころ」。

高校生の時の感想と
また違いますね。

自分が未熟で、
何もわかっていなかった頃の
作中主人公の評価。

親友を裏切るのですが、
‥へえ、そうなんだ、

という程度。
出来事の方に心を奪われます。

そして今‥。

感想は
最初は「先生」なる人に興味を惹かれ、
「私」でなくても
秘密を知りたいので、

「ぜひ、先生を理解する唯一の存在として私を選んでください!」
とウソでも言ってしまいそう。

わかってて、敢えて「私」という若者に
それを言わせる
「先生」は狡猾です。

「私」にそう言うように仕向けているフシがあります。

もったいぶり方がすごい。
自己愛の塊。

この場合の「私」くんは
ほぼワトソン君ですね。
読者をいざなう狂言回し。

で、いきなり長い手紙が!

もちろん普通に「キターーッ!」って読んじゃいますけど。

読んだ後は「先生」に対して
別な感情を持ちそうです。

なんていうか、全体的に勝手なヒト。

Kさんとお嬢さんとの三角関係というか、
やはり下宿の話がメインになりますが、
先生への
ガッカリ感ハンパないです。

高校生の時は
運が悪かったなあ
悲劇だなあ‥が

今では
志村けんの古いギャグ風に
「お前、それはないだろう」
と突っ込みます。

そしてさらに驚いたのが
お嬢さんとの結婚。

普通、しなくないですか?
😥

何考えてるんですか、先生⁈
\\\٩(๑`^´๑)۶////

反省とか後悔とか
と反する行為では?

ネタバレになるので
それ以上は言いませんが

あとはお嬢さん。

高校生の時は
お嬢さんがえらく大人に感じましたが、

今では
魔性と言うか、
先生を試している、
楽しんでいるねー

イヤな女です。
何もかも知ってて計画的過ぎて
知らぬ存ぜぬが
なんかもう、
女って男の100倍は強いと思っちゃいます。

中には、結末を読んで
「お嬢さんが可哀想」なんて的外れな感想書くのはおそらく男性。

逞しいですよ、お嬢さん。
可哀想なんて、とんでもないことです。

先生との結婚取り消しになってこそ
初めて「かわいそう」になるんだと思います。

古い例えですが
竹内まりや・河合奈保子の
ヒットソング「けんかをやめて」の世界ですよ。


そして、
「私」と奥さん、
怪しいですね、先が。

3人の男性が哀れなピエロに見えてきます。

まぁ、この話は
あまりお嬢さんに視点を置かないほうがいいですね。

極端に言うと、
松本清張センセの作品と一緒で、

ろくな人間が出てきません


言ってしまった‥


自分だけは汚れまいと生きても
それは無理な世界だと

人間なんて誰も彼もろくなもんじゃない、

そのろくでもない自分をまず受け入れましょうと、

受け入れないと

Kさんや先生みたくなりますよ〜

絶望して始まるものもあります。

ああ、さすが国民文学作家・漱石サン