こんばんは。
ミステリ大好き人間・稲葉の白兎です。
文学はほとんど読みません。
全く読みません。
読んだことはあります。
教科書でね!
自主的に読んだのは三島由紀夫。
それぐらいです。
覚えているのは夏目漱石「坊ちゃん」。
大人になってからの続きは知りません。
女中だか乳母だか
キクだかトメだかにかわいがられて育ち、
東京に出る時、その養母だかなんだかと別れるシーンが出て、教科書はそこで終わり。
出だしで心を掴む小説ですね。
それから夏目漱石の「こころ」。
これもおぼえてます。
なぜ「こころ」に惹かれたのか?
やっぱりミステリっぽいから?
一人称で語る人物は1人ではありません。
私
私宛てに送られた手記。
つまり2人の書き手がいます。
私
先生
ありがちですが、自意識過剰です。
昭和の文豪・松本清張「ガラスの城」は
同じ会社の2人の女性の手記で成り立っています。
こちらも自意識過剰。
特に前半の人。(笑)
後半の人はいくらか冷静で、
自虐的。
「こころ」は、
わたしとKが同じ女を取り合いますが、
「ガラスの城」は
三上田鶴子と的場郁子が同じ男に利用されます。
2人の間に交流はナシ。
まあ、よく似ています。
私が漱石の「こころ」をおぼえてるのは
そのミステリっぽい雰囲気が同じなんでしょうか?
違うのはタイトル。
ンなのは当たり前じゃー
なんですが、
「こころ」は成功、
「ガラスの城」は失敗。
中身と合っていないです。
ガラスの城はドロドロなんですよ!
会社あるある社内旅行。
男と女のもつれ。
そんなオシャレなタイトルおかしい
それにガラスの城は
清張センセの中でも数少ない
凝りに凝った本格推理小説です!