こんばんは。
更新が深夜になってしまいました。
どうも、ミステリ案内人・稲葉の白兎です。
今日もぶっ飛んだブログをお届けします。
お盆休み、マッタリと過ごすことは性格上できず、
あれやこれやと出かけ、
読んだり、
食べたり、
観たり、
買ったり、
プレーしたり、
1日が長いものとなりました。
お盆休みがもう少し長ければ、
シティホテルに連泊して、
ジグソーパズルを完成させたいです。
昨日のカラオケの熱唱のせいで喉が痛いです。
ことカラオケに関しては手加減しないんですよ。
喉を休めたい時だけバラードを歌います。
基本、バラードは嫌い。
何で日本人、バラードが好きなんだろう?
中森明菜の「スローモーション」を歌いながら、
ナゼこんな何の変哲もない曲がヒットし、
しかも彼女の出した歌の中でも
人気があるんだろう?
と思ってしまいました。
そして憎っくきお盆特別料金。
どこも高いし、フリータイムは深夜から。
地元の個人店では、
フリータイムは夕方から🆗
持ち込みはお酒以外🆗
フリードリンクにバニラアイスクリーム食べ放題。
しっかりお盆料金の五百円増し。
2人分で3800円。
他店に比べるとそれでも安いほう。
さーーて📙
今日は、ちゃんと宿題の
クロフツの幻の名著・「チヨールフォント荘の恐怖」の続きを読みました。
やり手弁護士リチャードは、
私生活では開放的な性格ではなく、
誰にたいしても基本素っ気なく、
それ故に、
奥さん、本編の主人公・ジュリアは、
魅力的な隣人と出会い、婚外恋愛に至ります。
松本清張的には、こういう主人公は
いい目を見ないと相場が決まってます。
執事をはじめ、どうも彼女の恋愛は、
本人が思うほどには隠し方に成功してなくて
周囲の人に感づかれていた模様。
フレンチ警部は、
聞き込みとカンで、
主人公の不貞を嗅ぎつけ、
ジュリアたちが口裏を合わせて内緒にしてるはずの、
アンダーウッドという元事務所の書記が
子供の病気の手術代を工面するため
金の使い込みをし、
それがバレてクビになっただけでなく、
期日までに返さなければ告訴すると
リチャードに脅されていたことまで把握。
その期日こそ、
殺人のあった日。
死体発見者のハートは、
居候の化学者。
弁護士と化学者は意外な組み合わせですが、
リチャードの趣味が化学で、
そのためだけに給金でハートを雇い、
屋敷に住まわせていました。
ハート氏はジュリアが被害者に対して妻として
どういう感情でいたか、
フレンチ警部に対して明確に答えられませんでした。
それは、知っていて答えなかったわけです。
奥さんに同情してるようです。
この人は、
動機的にはシロですね。
居心地のいい職場ですからね。
雇い人が死んだとなれば屋敷を出て行くしかないでしょう。
で、突然、フレンチ警部がコンビを組んだ新人・ロロに対して、
「陽イオンと陰イオンは知ってるかね?」と
彼の理科的知識を試すような質問。
リチャードは化学に関する道楽で、
軟水製法に精を出してた模様。
それをハート氏から聞いた上での質問。
しかも「触媒ってわかる?」
とも質問しています。
ロロは幸いにも馬鹿ではないので、
そこそこセーフな答えを述べていました。
ロロちゃん
それって電気分解の時に電極に行く原子のことですよね?
「そうです、塩が水に溶けるとき、2つのイオンに分かれるんですよ」ハート氏が補足。
この辺りも実に松本清張の
「砂の器」的な、インテリジェンスなエッセンスが散りばめられています。
挙句に、
かのナポレオンの例えまでレクチャー。
彼は軍事情勢のあらゆる可能性を考慮して作戦を立てたから、
どんなことにも対応できた、と。
お前もそれで行くんだぞ
とフレンチは新人を脅してるわけです。
次にリチャードが死んで得する人。
甥のジェフ。
チヨールフォント荘を引き継ぎ、
五万ポンドを相続。
しかも事務所の所長に昇格。
だからといって、
お金に困ってない限り、
犯行に走ることはないでしょう。
アリバイ証言のタイムテーブルを作成。
細かくて非の打ち所がないものでした。
娘のモリーは15歳。
打ち合わせどおり、
主人公に不利な証言はせず。
自分と被害者は養父として上手く行ってたと
警部に対してとぼけたことを言ってました。
なんか長くなってしまいました。
すみません!
デニーズで食べたかき氷についてはまた明日👋