こんばんは。

稲葉の白兎です。

気温も熱いですが、

ハートも熱くなる高校野球⚾️の予選大会が
各地で行われ、
10校以上が甲子園出場が決まってるみたいですね。

しかも今年は記念大会で、
大都市圏では、枠が増えて2代表に。

前橋育英が決勝で強敵・健大高崎を破ったとか。

さて、さて。

「人狼城の恐怖」の後は「CF荘の恐怖」。


チョールフォント荘の恐怖。

恐怖つながりか(笑)

作者はクロフツ。

クロフツらしくないタイトル。

いかにも犯人当てのクローズドサークルっていう感じがしますね。

クロフツは、「樽」「ポンスン事件」に代表されるように、鉄道のアリバイトリックを得意とする作家ですからね。

復刻版だそうです。

で、読み出しました。

感想は、
なかなかキテる。

主人公の女性は、
子持ちの未亡人。

ある日、降って湧いたように、
金持ちの壮年男性からプロポーズ。

未亡人の趣味は、流行りのガーデニング。

チヨールフォント荘は、なかなかの大庭園。

子持ちの貧乏ミセスにとって
願ったりかなったり。

ところが、そう美味しい話には
毒があるのが普通。

この場合の毒は
彼女自身が相手の男性(弁護士)を好きになれないこと。

それは彼女の贅沢とかワガママとかじゃなく、
夫兼養父になる男性のキャラがヤバいらしい。

神経質
傲慢
嫉妬深い

この女性を見張るために執事を雇ったのです。

一方、ホビー関係の夫のお気に入りの男性も同居させます。

この男がどうも生理的に合わないらしい。

同居人は他にもいて、同じ事務所で働く甥っ子。
極端な秘密主義らしい。
これがMY娘と何やら上手くいきそうな‥。

なかなか興味深い人間関係です。

金があると、もれなく余計なものが付いてくる、
見本みたいな

ストーリーが気に入りました。

ほんとにイギリスの作家?

国内小説のようにスラスラ読めてます。

エラリー・クイーンは読みにくかったなあ。

私は勝手に松本清張っぽいとクロフツさんのことを評価してます。

読みやすさ、わかりやすさですね。
飾りすぎずないところもいいです。


えー、まだ事件は起きてません。

ではまだ明日