こんばんは。

ミステリー案内人・稲葉の白兎です。

私のいうミステリは
松本清張をはじめとする推理小説です。

推理小説は、最近ミステリーと言われることが多いですね。

ただ、ミステリーというと、かなり広範囲なニュアンスがありますね。

犯人は誰だ!
だーれが殺したクックロビン

というものから、
サスペンス、謎解き全般。
スパイもの、歴史ミステリー、ハラハラドキドキ、サバイバルデスゲーム、怪奇小説、ホラー。

本来ミステリーとは、

こういうものこそミステリーですよね?

ピラミッドパワー、
六芒星(ヒランヤ)
風水
魔法陣
十字型
マンダラ


早い話が縁起担ぎです。

これらの模様や形を使って、幸運を引き寄せようというわけです。
効果のいくつかが挙げられています。

どこまでが真実なのか、
信じたモン勝ちなのかよくわかりません。


松本清張の長編ミステリに
「告訴せず」という作品があります。

これは、ある政治家の秘書をしているしがない男が、
選挙資金三千万を新幹線で運ぶ途中、
魔が差して、そのまま拐帯。

群馬方面へ北上します。

温泉宿に落ち着きます。

このお金を元に人生一発逆転を狙います。

しかし、このままだと手持ちのお金は減る一方。

そこで、怪しげなお告げや占いに従って、
お金を増やそうと試みます。

神社で太占(フトマニ)占いというのを頼り始めます。

かなりマニアックです。

松本清張というと、リアルな社会派のイメージがありますが、

この作品に限って、
妙なアイテムが登場。

いずれこの主人公は、先物取引を始めますが、
それもこれも、
フトマニ占いのお告げ通りに投資します。

清張センセ、いつからこんな怪しい占いに詳しくなったのでしょう(笑)。

それから、ミステリ好きにはガチなもので、

魔の「バミューダトライアングル」があります。

点と点を結んだ三角形の中で謎の船舶消失事件が後を絶ちません。
海だけでなく、上空もです。

これと、清張センセの「Dの複合」という作品。

これも怪しげな位置によるミッシングリンクでできています。

取材先の点と点をつなぐと、全てがある数字に行き着くのでした。

とにかくマニアックです。
そして怖いです。
どこまでが真実なのか?