こんばんは。

稲葉の白兎です。

大河ドラマ「西郷どん」の視聴率がアレの特集以来、急降下したとの噂。

アレの特集とは?

初の試みで、出演役者のインタビューだけで構成された特番を、
よりによって、大河ドラマのオンエアーの時にやったんですよね。
メインは主役の西郷役と渡辺謙さん。

ハッキリ言ってしまえば
西郷の上司である島津斉彬役の渡辺謙オンステージ。

私も何コレ⁈と思いましたが、
我慢して見てました。
一向に本編に入っていきません。
30分を過ぎてからテレビを消しました。
本編やらないんじゃ、見ててもしょうがないです。
白兎めは、大河ドラマを毎週見ることをルーティンにしてます。(笑)


渡辺謙のヨイショとしか思えないくだらないNHKの試み。
頭くるのは予告もなくオンエアーでやったこと。

この後の「NHKスペシャル」とかでやれば何の問題もなかったのにねぇ。
昼間に放映するとかね。

せっかくの大河オンエアに水を差したことで、
以降の視聴率が激減したとの噂。

それはそれ。
今日の主役は大久保。
そして佐野史郎演じる憎たらしい井伊直弼最期の日。

大久保は西郷さんが大好きなんですよ❤️
変な意味じゃなく。
いつでも西郷さんは大久保にとって特別な存在のよう。
ライバル、親友、盟友以上の何かが大久保の心を占めています。
西郷を世に送り出すためなら何でもやったり、
本人以上に西郷が大切。

行動の全てが西郷さんの為。
西郷さんを政治の立役者にする為。

奥さんや仲間達と喧嘩までします。
奥さんも賢い人ですから、西郷さん好き過ぎるのを理解し、内助の功を欠かしません。

「あなた、吉之助さん(西郷)になりたかったのね」💕

暴走気味になること数知れず。
内心は馬鹿にしてる亡き斉彬の弟久光におべっか使い、気に入られようと手段を選びません。
もちろんすべては西郷さんの政治復帰を殿に頼む為です。
しかし、申し訳ないけど、大久保が思ってるほど西郷さんは大久保の事を思ってません。

いつも、一方通行なのです、彼らは。

その証拠に西郷は島で新妻とデレデレ。
これっぽっちも大久保のことは考えた試しはない。😕

さて、大河の話はこれくらいにして、
本題に入りましょうかね。

「大暗室」。
江戸川乱歩著。

大人用の話なのに、なぜか二十面相シリーズに組み込まれ、悪人・大曽根五郎のやったことは
二十面相がやったことになってる。

とにかく、大曽根五郎の悪人ぶりがすごい!

親友・有明友定男爵と執事の久留須と共に
インド洋だかにでかけ、船が転覆し遭難。

かろうじてボートにしがみついて3人とも助かります。⛵️
しかし、飲まず食わずの海の生活は過酷で、
男爵はすっかり弱ってしまいます。
東京に残した京子夫人が心配で、
大曽根に事後を託す遺言状を書きます。

コレが間違いのモトでした。

ボートがきちんと潮流に乗って島に向かってる事が分かった途端、野心がムクムクと頭をもたげます。
京子と男爵家の財産を手に入れるため、
2人を射殺。

何も知らない京子は大曽根と再婚。
子供までできてしまいます。

最初こそ塩らしく振舞っていた大曽根でしたが、
悪人の本領を発揮します。

男爵の遺児・友之助に手をかけます。

「お父さま、やめてください!」と泣き叫ぶ5歳の友之助を古沼に投げ込むのです。
そして、池から友之助が上がって来ないのを確認すると、何食わぬ顔で奥さんの所へ戻ります。

ところが、この一連の行動を見ていた人物がいました。

その男は真っ直ぐに京子に会いに来ました。


「あらあ、久留須さんじゃない?
あなたー、くるすさんが来ましたよ!」

「奥様、長いこと留守にして申し訳ありません」

なんと、ボートで殺したはずの執事、久留須が帰ってきたのです。

大曽根は仰天します。

「お茶でも入れて来ますわね」
何も知らない京子は、嬉しくなって応接室へ案内します。

すっかり居心地の悪い大曽根。

彼は話し始めました。

漂流ボートでの件を。

あの時、弾は逸れて助かっていたこと、

漁船に助けられたものの、それは海賊船で火夫を半年やらされたこと、
脱走したこと、
東京に着いて男爵家を調べたら驚くことばかりだったことを話します。

京子が大曽根という名字に変わっていた、
竜次という赤ん坊が生まれていた‥。

「奥様、あなたは悪魔と結婚したのですよ。
いま目の前にいる男は、私を撃ち、おそらく旦那様を殺したのですよ。」

「何言ってんだ、ばーか。誰がそんな海賊風情の男の話を信じるもんか。お前と俺では世間の信用がまるで違う。
京子、こいつの話はデタラメだ」

京子夫人はどちらの話を信じるでしょうか?