こんばんは。

稲葉の白兎です。

今日から、映画ピーターラビット公開です。

とても楽しみです。🐰🐇

三菱信託銀行のイメージキャラクターが
ピーターラビット。
ショーウィンドウにぬいぐるみが飾られていますが、
モフモフな感じがたまりません!

発狂しそうです。

江戸川乱歩ミステリにも、
「発狂」というフレーズが出てきますね。

例えば、
「君、気でも違ったのかね⁈」

だいたい、変装した誰かが
ゲラゲラ笑い出すシーンで、
使われます。

殺したはずの相手が、ピンピンしてる時、
真犯人がビビるわけですね。

笑う=余裕。

腹が立つわけです。

何で、笑うんだ?
けしからん。
狂ったのか!
いい加減にせい



自分に拳銃を向けてる相手に言う場合もありましたが。

ワンパターンなのですが、
ポプラ社の江戸川乱歩本格ミステリで、
犯人を当てた試しがないですね。

緑衣の鬼
暗黒星
魔術師
地獄の仮面
地獄の道化師
一寸法師
幽鬼の塔
時計塔の秘密
白い羽根の謎
赤い幼虫
三角館の恐怖


「三角館の恐怖」は、
難易度が一番高いですね。

海外の輸入もので、
エレベーター殺人という度肝を抜く密室の謎に加えて、
容疑者も多かったですし。

悔しかったのは
「地獄の道化師」。

百パーセントの確信を持って、
見事に外しました!

これも、美女が殺されます。
なんだかんだ守られて助かると思ってたら
容赦なかったです。
しかも、もう一人の別の女性は、
悪者に硫酸をかけられてしまうのです。

「地獄の仮面」は、
大人版では「吸血鬼」という意味不明タイトル。

これも、美女が氷柱にされるという恐ろしさ。
シリーズ中、最も人が死に残酷性が高かったです。

どういうわけか、動機が復讐ものだと
女性の被害者が多いです。

「死の十字路」は、
最初から犯人が知人を殺してしまうところからスタート。
犯人がわかっていても、面白い。
というのは、ストーリーが大変よくできています。
車で死体を捨てに行く途中、別な死体がさらに増えていたという、
犯人に襲いかかる運命のイタズラがすごい!

AとBまったく無関係の2つのグループの人生が、
交差点でぶつかります。

悪いことはできないものだ、

というお手本のような作品。

めちゃくちゃ犯人に同情してしまいます。

AとBのグループは結末が真逆。

かたや地獄
かたやハッピーエンド。

予想のまったくつかない珍妙なストーリーでした。
乱歩の作品で、かなり出来が良いです。
ドキドキしながらも整合性が取れています。

そしてこれは、ポプラ社らしからぬ大人びたお話。
子供が一人も出てこないだけでなく、
化け物、怪奇、変態がまるでないのです。