こんばんは。

ミステリー案内人・稲葉の白兎です。

学習雑誌、ありましたね。

結構、お世話になりました。

小学生の頃、低学年から、ひと月置きくらいに
兄弟と併用で買ってました。

最終的には、
高校一年生あたりまで買ってましたね。

ピークは中学生の時。
毎号欠かさず、買いました。

それもこれも、高校受験のため。

付録に科目別、定期テスト対策の参考書がついて、おかげで塾とか行かずに済みました。

塾は、全く行ったことないです。

勉強以外のページも好きでしたよ。
芸能情報とか、マンガとか。

そうそう、連載小説。
連載マンガ。

どちらかというと、連載は、苦手。
読み切りの方が好き。

それにしても学年雑誌の推理小説って、
手加減されるものなんですかね?

赤川次郎の連載モノに馴染めなかったのは、
前回お伝えしたとおりですが、

理由は、もしや年齢に対する手加減のせいで
つまらなくなったのでは?

作者が、ジュニア向けに書かされるわけですよね?

読者層が限られるわけですよね?

かの松本清張も、実は
子供向け学習雑誌の連載を書いていました。

ある彼の作品を読んだ時、
「つまらなかった」
という感想を持ちました。

その名も
「高校殺人事件」。

どこか、犯人当ての要素も含んでました。

一応厚くない長編。

なんて言うか、無味無臭なんですよ。

ドロドロがない。

他の人が書いたのでは、と思うくらい、
なんとも清張らしさを感じられない作品。

駄作ではない。
でも、なぜかつまらない。

ストーリーが全く思い出せない。
記憶に残らない。

あとがきか何かで、
高校生用の学習雑誌に連載されていた事を知りました。

通りでつまらないはずです。

出版社から、高校生用に書いてくれと頼まれたんでしょうね。

だからって、「高校殺人事件」はあんまり安直。

それよりも、
高校生向けとか、手加減しないほうがよかったのでは?

一般向けのつもりで、
高校生が興味を持ちそうなものを主題にするとかね。

江戸川乱歩の少年探偵団シリーズの中で、
大人向けの一般小説を、
わざわざ子供用にアレンジしたものがあります。
それはそれでよかったです。

いつまでも、怪人の出てくる窃盗や誘拐ばかりでなく、
ちょっと刺激的な大人の世界の話も読みたい。

清張さんの「高校‥事件」は、
殺人を取り扱うも、対象を意識し過ぎたのでしょうか?

連続殺人なのに、ちっとも味がない。

それなら、乱歩みたく、
例えば「点と線」をジュニア向けに改稿したほうが面白かつたのでは?

学年雑誌と、松本清張。

変わった組み合わせというか、
ミスマッチというか。

基本、
中・高校生には手加減はしなくてよいです。

そう言えば、
松本清張には、
青春小説というジャンルの作品がないですね。

微笑ましい若い男女の会話が必要不可欠ですからね。