こんばんは。

稲葉の白兎です。

江戸川乱歩に始まり、
松本清張に落ち着いたという、
別に珍しくもないミステリ案内人です。

本格に始まり、
歴史物、トラベルミステリー、社会派に移行する作家同様です。

読まない作家もいます。
有名どころでは赤川次郎。

それというのも、

中学生の時、学習雑誌の連載小説に登場し、
読んだことは、昨日のブログの通り。

すべてがダメでした。
挿絵、内容、タイトル、ペンネーム。

いろいろと自分にとってダメでした。

ほんとは、もっといい作品も書けるのかもしれませんが、
学習雑誌だからと、手加減したのかもしれませんが、
デビュー、まもなくで、実力がなかったのかもしれませんが。

雰囲気が好きになれなかったです。

連載3ヶ月目から読まなくなりました。

まさか、あの赤川次郎がベストセラー作家💰💰に化けるとは思いませんでした。

どちらにせよ、この人の小説は一字たりとも読むつもりないです。ハハッ。

西村京太郎も赤川次郎に並ぶ
量産作家。
ご存知ですよね。

悲しいことに、彼の現在の作品は、
どうしようもなく、ヒドイ。

ミステリ界の、駄菓子屋、
テキ屋、
100円ショップ。

特に、列車の名前のついた作品は犯罪レベル。
特急つばめ号の殺意、とか。


いやいやいや、彼は赤川次郎とは違います。

昔は、骨太の、
もう尊敬に値する本格ミステリを書いてました。

それが、ある日、鉄道ミステリに移行。

最初の
寝台特急(ブルートレイン)殺人事件
終着駅(ターミナル駅)殺人事件
は素晴らしかった。

それ以降ですね。粗製乱造が始まったのは。

昔の彼の本格魂溢れるシリーズを紹介しましょう。✨


名探偵シリーズ四部作です。

「名探偵なんか怖くない」
「名探偵が多すぎる」
「名探偵も楽じゃない」
「名探偵に乾杯」🥂

レギュラー登場人物は、

エルキュール・ポワロ
明智小五郎
メグレ警部
エラリー・クイーン警視
の4人。

4人はそれぞれ、言わずと知れた
イギリス、日本、フランス、アメリカの探偵の代表。

この有名探偵同士が
推理合戦を繰り広げます。
パロディですね。(>_<)

面白いんですけど、気になる点が1つ。

どのシリーズも、
大胆なネタバレがあります。

特に3番目の作品は、
Yの悲劇の犯人を平気でバラしているので、
要注意。

個人的には、この3作目が一番整っていて、好きです。

逆についていけないのが
最終作。
アガサ・クリスティーの「カーテン」を読んでないと、かなり厳しいです。

全部「カーテン」とポワロのネタなんですよ。

逆に、読んでたら、ものすごく楽しめたかもしれません。

このシリーズでの私の被害は、
アガサ・クリスティーの「カーテン」と
ジョルジュ・シムノン「男の首」。

スルーしましたけど。

「オリエント急行」「アクロイド」を未読の人もやめましょね σ(^_^;)

バラしてますよ。

こういうの、裁判で事例ないんですかね?
キレた読者が訴える
プロの作家による作中のネタばらしの慰謝料。