こんばんは。
何度も言いますが、
ほんと、松本清張って、
タイトルがいいですよねえ。
「点と線」‥カッケー。(笑)
時刻表のことだとわかった上で、ですが。
内容の似ている「砂の器」「ゼロの焦点」も。
砂の器は、砂上の楼閣的雰囲気。
ゼロの焦点は、ゼロと、焦点の二つの熟語がいい。
意味はハテナだけど。
これも、砂の器同様、過去を消したい犯人が、
その秘密を知っている人を抹殺するというもの。
石川県の能登半島が出てきて、
日本海シリーズですね。
さて、「Dの複合」。
タイトルの最初の印象は、
期待値マックス。
いかにも謎解きという匂いが濃厚に漂います。
エラリー・クイーンの「Yの悲劇」みたい。
絶対、本家を意識しただろうタイトル。
アルファベットシリーズですね。
これが大いに予想を裏切りまして‥。
言っちゃいますけど、
タイトル負け。😞
タイトル負けと言うと、誤解されますね。
作品が低レベルなのではありません。
そうではなくて、
タイトルと内容が合っていない!
過去に「黒の回廊」という、辛気臭そうなイメージのタイトルなのに、
読んでみたら、魅惑のヨーロッパツアーの
トラベルミステリーだった!
てな事がありました。
これは、いい意味で予測を裏切りましたが、
Dを最初に読んだのはハタチを過ぎたばかりの
若かりし時。
ガッチガチの謎解き本格ミステリーを想像してました。
浦島伝説という、ほのぼのとした題材が出てきた時、もう、脱力してしまいました。
どうも自分はこの作品に関して、完全なる誤解をしていたようです。
一体、これのどこがDの複合なんじゃ⁈
どこにもDなんておらんではないか?
とにかく、やたらイライラしたのは覚えています。
清張=タイトルが思わせぶりすぎる
一旦、清張先生とは、この作品に関しては、
喧嘩別れに終わりました。
ところが、
あれは、三年前ですか、
心を空にして読んだら、
「砂の器」同様、
またもや別作品かと思えるほど、印象が変わりました。
(前半の退屈さに、さては、飛ばし読みしたな)
ヤッベー
この作品、ものすごい暗号小説だ!
やばい、やばい、やばい。
ある三流作家が、
羽衣伝説にちなんだ連載を頼まれて、
取材旅行をします。
条件がとてもいいので、作家は大乗り気。
もともとヒマですから。
かなり、編集者に引っ張りまわされます。
色んな事件が起こりますが、
その取材先には、ある共通項がありました。
点と点が繋がった時、
ミッシングリンクというんですか、
ものすごい暗示に、悲鳴が出そうになりました。
それにしても、結論まで回りくどすぎます。
内容は素晴らしいけど、
やっぱりタイトルがズレてる。
Dも良くないし、
複合も良くない。
カッコつけ過ぎ。
先走り過ぎ。
Dの意味に誰もたどり着けないでしょう。
せめて、「〇〇の秘密」とか、
逆に、「黒の回廊」とか、
ワケわかんないタイトルでよかった気がします。
日本の地理に関した事なので
「迷走地図」なんてすればよかったですね。