こんばんは。
稲葉の白兎です。
今日は、まる一日激しい雨が降ってた印象ですよね。
またしても悪運の強い稲葉の白兎めは、
夕方、帰る時間に雨が止むというラッキーに恵まれました。
その後、同僚と2時間以上もドトールでだべっていて、
我に返っていざ、商業施設を出たら、
いつのまにか雨が‥☔️
油断した!
慌てて駅前の店で傘を買い出す始末。
でも、バスはすぐ来て、降りた後には止んでいたという、
カサいらなかったで賞。
でも明日はまた冬に戻るらしいです。
さすが春は、そうは問屋がおろさないです。
昨日は、半袖の人を何人も見たのに。(*´ω`*)
さて、作品タイトルの話です。
ヨーロッパツアーの
連続殺人事件を書いた推理小説が2冊あります。
「黒の回廊」と「虹🌈への旅券(パスポート)」のうち
松本清張さんが書いたのは、どっちでしょう?
そりゃ、黒の回廊じゃないですか。
だって、清張さんは、タイトルに外来語はつかないと、ブログで白兎が言ったばかりじゃないか、何を言っておる?
と、思いましたよね?
パスポートなんてハイカラなタイトルをつける訳がない。
はい、そのとおり。
しかも清張さんは、黒革の手帳をはじめ、タイトルに「黒」がつくのはよく知られています。
黒の回廊‥
すごく難しいタイトル。
私がこれを読んだのは、青春時代もいい所。
ところが、タイトルの難解さとは裏腹に、
めっちゃ読みやすかった!!
政治とか汚職とかではなく、
独身OLが魅惑のヨーロッパ・パックツアーに参加する話。✈️
コペンハーゲンとか、観光地のいたるところで
謎の連続殺人が起きます。
ちなみにコペンハーゲンの「人魚の像」は、
かなりガッカリ率高いらしいですね。それも織り込んでました。
実は「虹への旅券(パスポート)」は、
森村誠一の作品。
こちらも同じヨーロッパのパックツアーで、
ツアー客が次から次へと殺されて‥。
ソックリとは言わないけど、似てるんだよねー。
前からこの2人は、同じ社会派推理作家として、
作風が似てるというか、
売れた時代がかぶっていたというか。
量産型でしたし。
「虹への旅券(パスポート)」も、
内容が海外ツアーなだけに、
軽やかで華やかで
読みやすかったです。
しかもちゃんと、
推理小説っぽい。
ツアー客の中に、犯人が混ざっている!
逆に、全くの部外者が犯人だったら、驚くけど(笑)。
読者に推理の余地があるんですよ。
そういう意味でのサスペンスは濃厚でして、
私の中で、両作品は、ほぼ一緒。
特に、清張氏がこんな華やかなモノを書くとは、
意外でした。
どこをどう見ても若いOL目線。
ハナコという雑誌の世界。
だからこそ、「黒の回廊」なんて硬いタイトルが解せないです。
「虹への🌈‥」ほうが余程しっくりきます。
清張さんは、
死んでも、
パスポートなんて言葉はタイトルにしたくなかったのかな(笑)。