こんばんは。

「プロパガンダゲーム」読み終わりましたよ。

ブログにアップして、ほぼ一月後、

ドラマ・ライアーゲームのDVDにハマって、
すっかり後回しになってしまいましたが‥

これは、早いほうなのかな。

スピード感あって、あっという間に読み終わりました。

川上亮のリアル人狼ゲームだと、
小説の中では、
決着がつくまでに三〜四日は必要ですが、

この集団就職試験で使うプロパガンダゲームは、
決着までのリミットは2時間です。

なので、スピード感が違います。

自然と、お互いのチームの攻防が、
シーソーゲームのように、
目まぐるしく変わります。

読み手にも、それが伝わります。
それでなくても、ゲーム内容が人狼ゲームのように、スリル満点なのですから。

一応、主人公は存在します。

てっきり、主人公サイドが勝つのかと思ったのですが、
そうは問屋が‥

それはともかく、
肝心なのは、ゲームの勝敗ではなく、

主催者側のカラクリ、
真の目的です。

この集団就職試験は、多大なプロジェクトと言わざるを得ません。
ものすごく手の込んだアイテムが、
これでもか、と登場。

背後に、必ずブラックな動機があるはず。

それはともかく、
リアル人狼荘で、
ゲームをして来た身には、

この小説に出てくる大学生は、都合よすぎました。

昨日のブログでも述べましたが、
4人しかいない陣営に一人、必ずスパイが紛れているのです!

これはもはや、人狼ゲームの人狼。

初めて顔を合わせた、しかも、このゲームの素人が、
スパイの存在を無視して、ゲームに没頭できるわけはない!

4人の中に、工作員が紛れてる状況に、
あなたは耐えられますか?

のっけから、ゲームにならないのでは?

協力、信頼が必要なゲームなのに。

なのに、どの陣営も、
スパイの存在の究明を後回しにして、
広報活動を繰り広げます。

主人公はもちろん、全員をMVPにしたいくらい、
妙に手際がよい。


スパイって誰?

初対面なのに、しかもスパイが混じってるのに、
みんなで意見出し合って、
サクサク行動。

行動まで、もっともつれると思うのですが。

出来過ぎている。
両陣営とも。

そして、忘れた頃に、
忘れてないけど、片時も。

スパイが大活躍。
致命的な破壊工作をやらかして、
自分らの陣営を、真っ逆さまに突き落とす。

そんなに上手くいくもの?

スパイって、いくら、良いアイテムを手に入れていても、
都合よく使いこなせるかな?
そもそも用意周到すぎて、

小説中のゲームが、
リアルに乏しくなりました。

やりすぎは白ける元。

スパイの正体が明らかにならない内は、
普通、主導権争いや、些細な意見の違いで、
喧嘩をするでしょ?
「あんた、マジでスパイとちゃう?」

「それを推し進める根拠は何?」なんて
疑問をぶつけて、
肝心の活動に身が入らないというか、
お互い疑心暗鬼で、もっと現場がトゲトゲしくなるとか。

まず、正体を確かめないのがおかしい。

あるいは、スパイを見くびっていた?

スパイだとしても、大したことできない、みたいな。

これならわかります。

作者の立場だと、
スパイをここぞという時に登場させて、
アッと言わせたかったわけです。

2つの陣営とも、互いにソックリなことが起きるのは、本当に出来過ぎてリアルに欠けます。

本当に人が死ぬよりかはいいので、
小説人狼ゲーム、その他の命のかかったゲームは、ことごとく就職試験に使おう!

ライアーゲームのように、多額の負債を抱えることになる、と脅すだけで、
十分、彼らは真剣にゲームに取り組みますよ。

命の奪い合いをゲームに盛り込むと、
主催者にもデメリットでしょ。
お金かかる、犯罪になる、主催自体が場所探しなど困難を極める。

参加者が右往左往し、
必死に他人を蹴落とすのが見たいなら、
別に、わざわざ規則を破ると自動で首が締まる首輪なんて、開発使用しなくていいし。 

そもそも、高校生同士のゲームなんて、

自分が高校生でもない限り、見ていてつまらないし、
まさか主催者は高校生?
いろんな年齢、職種、経歴の人がいたほうが、
観戦にはいいと思わないんですかねぇ。



とにかく、
軽く読めます。
物語に没入できます。

高校生が大学生になり、
競技が変わり、
死んだりしなくてもよくなった

今わかったけど、
スパイの存在を無視できたのは、
「就職」という最終目的があるからですね。

自分の役割を存分に演じて、
アチラにアピールすればよい

団体戦のようでいて、個人戦。