こんばんは。

松本清張の作品タイトルの話になると、
止まらなくなりそうです。

早い話が、
作品よりもタイトルが気に入ってたりして。

タイトルマニアです。(笑)


ひと文字タイトルは主に短編に多くあります。
「山」「草」など。

二文字タイトルも短編に多く、
「事故」「遭難」「特技」「誤差」「断崖」
‥とわりかし平凡なものです。

長編になると4文字漢字タイトルが多く出現。
「状況曲線」
「陰花平原」
「屈折回路」
「表象詩人」
「人間水域」
「二重葉脈」

ワケ分かんないタイトルですが
よく考えれば、
二文字の熟語を合わせたんですね。

ただそれだけなのに
組み合わせると
カッコいいですよね。


そんなことはともかく、

ある短編タイトルで、意味不明なものがありました。

「寝敷き」

ねじき?
ねしき?

読んでみたら、なんのことはない。
"寝押し"
のことでした。
布団の下に、シワを伸ばすために、
例えばシャツとか敷いてみたりする、あれのことです。

それにしても、

寝敷き、って言葉‥

使わないし、聞いたこともないです。

普通に「寝押し」という言い方をします。

でも、寝押しじゃタイトルとして迫力がないのかな(笑)。