こんばんは。

「残酷な成功法則」は、どこが残酷?
なのかわかりませんが、(笑)常識を覆す数々の理論が出てきます。

1500円で、三千円くらいのボリュームですよ。この本は。

その中でも特に多く、共通認識として出てくるのが、
ギバーとテイカーという用語。

ギバーは与える人。

テイカーは奪う人。

いい人、親切な人は成功できないのは、本当か?
一時的に損するけど、最終的に最も成功できるのはギバーだそうで、
よかったですね。

そりゃそうですよね。

この本を読まないまでも、宇宙法則があり、
与えただけ返ってくるのなら、
ギバーが豊かになるのは、当然の帰結ですね。

さて、気になる「最適停止理論」ですが、
これは、数学者が考えた
自分とピッタリの人を見つける為に、何人の人と付き合えばいいのか?という理論です。

これは、数式を書いても、現実的ではないので、
結論から書くと、
ソウルメイトなるものが存在するとして、その完璧なお相手に出会える確率は、
10000回の生涯で、
たったの一回だけだそうです。

残念でしたね。

現実的な話をすると、結婚一年以内なら、恋愛結婚は見合い結婚より、満足度が高いそう。

しかーし、

結婚後、10年を超えると、これが逆転します。

要するに、努力が必要ということですね。

ビジネスにせよ、結婚にせよ、長いスパンで考え、行動しろということなんですね。

この本のタイトルが
" 残酷" とあるのは、

早い話が、夢を見るな、と言われてる気がします。

松本清張の小説もそうですよ。

野心家の人間が様々に出てきますが、
最後は、

「そう、うまくいくか!」
と、必ず因果応報が待っています。

してやったり!
と、ドヤ顔した後に、思いもかけぬ陥穽にハマる、某山岳系の短編小説。

この、意外度は、相当高い、不意を突かれるというんですか、

当人たちも予測がつかなかったというんですか、

爽やかなラストでした。