こんばんは。
今日は、珍しく自己啓発系?ビジネス系?
の翻訳本を紹介します。
だいたいの本屋の新刊コーナーで平積みされています。
立ち読みしようかと思ったんですが、
意外と、字が多く、ページ数も多く、
ハズレてもいいから、
買ってしまえ!
という、いつものパターンです。
翻訳ものというのが、ミソですね。
で、感想は、「いい本」でした。
特に、フーンと感心したのが
「信頼と裏切りのゲーム理論」という項目です。
親切な人は、悪い人より、これだけ損をする!
という、
言われなくてもある程度はわかるよ、
「悪は善より強い」は昔から言われてますし、
しようがないよシリーズだと思ってたら、
興味深い実験がありました。
信頼ある人と騙す人、つまり裏切る人ですが、
最終的に、どっちが得をするのか。
ゲームは「囚人のジレンマ」です。
警察が、共同で銀行強盗をした2人を別々に取り調べる時、
取引を持ちかけます。
⚫︎友人が首謀者で、あなたに不利な証言をしなければ、友人は5年の刑であなたは釈放
⚫︎あなたが友人に不利な証言をせず、友人があなたに不利な証言をすれば、あなたは5年の刑、友人は釈放
⚫︎双方が互いに不利な証言をすれば、2人とも3年の刑。
⚫︎双方が証言を拒否すれば、2人とも1年の刑になる
いかがですか?
これも、一回こっきりか、何回かで、違ってくるんですが、
2人が互いを信頼できれば、
答えは簡単。黙秘して2人で1年の刑を受ければよい。
しかし、そう簡単に信頼できるのか?
こっちが黙秘しても、友人が釈放されたいが為に不利な証言をするかもしれません。
そういった勝敗の行方を、解明しようとした政治学者がいました。
人びとを、信頼と協力に向かわせる契機を探ろうとしました。
どんな戦略が最も効果的か?
心理学、経済学、数学、社会学など、さまざまな分野の研究者がそれらの「囚人のジレンマ」の実験に、プログラムを携えて参加しました。
果たしてその結果はいかに?
