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 こんばんは。

松本清張ミステリ案内人・稲葉の白兎です。

「そんなの初めて聞いたわ!」

と言うくらい、いろんなミステリを紹介したり、
大河ドラマのこと書いたり、スポーツの話まで出てきたりすることもありますが。

松本清張は、「西郷札」という短編を、懸賞小説に応募して、見事に当選、デビューしました。

「点と線」ではありません。

小説「西郷札」はせごどんこと西郷隆盛とは直接関係無くて、政府が乱発した国債ですね。
それにまつわるキレのよい短編で、

結果も
「清張さんらしい〜〜〜」

と唸らずにはいられませんでした。
詳しくは言いませんが(笑)。

昨日でしたか、「松本清張とせごどん」にこんなコメントが寄せられました。

" 私の誕生日は、西郷さんが西南戦争で自決した日です "

知っているかただったので、
二重の意味で
「へえ!」と驚嘆してしまいました。
そういう事でしたら、
大河ドラマ「西郷どん」の放送も興味深いものになるのではないか、と思います。

私にとっての「西郷どん」は、

かつての大河ドラマ「飛ぶが如く」(司馬遼太郎原作)と、
ほぼ丸かぶりの印象を持っています。

それは、出演者が、それに準じているからです。元主役の西田敏行と鹿賀丈史さんが、すでに介入しています。
佐野史郎さんは、まだ登場してませんが
前回?はちょっと軽薄な「海江田」という、2人の友人役で大河初登場し、
今回は、井伊直弼。

大久保役の瑛太は、
幕末大河ドラマ「篤姫」(宮﨑あおい主演)
で、副主人公級の、小松帯刀役で出演。


一度あらすじがわかると、
私の中で「赤穂浪士」化してしまいます。(笑)

井伊直弼をはじめ、まだ、登場人物が出揃ってないですね。
篤姫も、まだですし。月照も。

さて、誕生日が自決の日、事実上の敗戦ですけれども、

写真の本「負け組の日本史」を見ますと、

西郷さんは、
後から考えると勝ち組?

と言えなくもないのです。

なぜなら、隆盛は5人の子をなしましたが、
ほとんどの息子たちが、
戦後、陸軍大使などに就任しているからです。

長男・寅太郎は陸軍大佐。

その後侯爵に。

流罪地で結婚した、2番目の奥さんとの間にもうけた菊次郎は、
台湾の支局長を経て、最終的に
京都市長に就任しています。

子孫は勝ち組!?

さらに菊次郎の孫は、
陶芸家として、厚生労働省が選出した、
「伝統的工芸産業の現在の名工」に選ばれているそうであります。