こんばんは。

本屋の文庫本コーナーには、司馬遼太郎の
「翔ぶが如く」が目立つところに、全巻フラットに並べられ、キャンペーンの真っ最中です。

もちろん、今年の大河ドラマ「西郷(せご)どん」の主人公、西郷隆盛が、同じ主役で出てくるだけでなく、以前大河ドラマになったからでしょう。

ドラマ「翔ぶが如く」は、
維新の英雄として、親友の大久保利通とダブル主人公でした。

二人は、鹿児島で生まれ育った幼馴染み同士。
タイプは、かなり違いますが。

西郷‥長嶋茂雄タイプ
大久保‥野村監督タイプ

倒幕までは、このコンビが活躍しましたが、どちらかといえば、西郷の西田敏行が目立ちました。

ところが維新以降、西郷さんはパッとせず、
難局にあたる大久保をちっとも助けようとしません。
挙げ句の果てに、政府を辞め、鹿児島に帰ってしまいます。
帰り際には、大ゲンカをし、

というか、大久保が一方的に西郷さんを罵り、

見ていた伊藤博文を唖然とさせています。

伊藤「大久保さん、さすがにそれはないんじゃない?」

わたくしめは、日本史で習ったとおり、
西郷&大久保が、
長州藩をリードして、
その時は、佐藤浩市演じる坂本龍馬も少し出ましたが、
幕府を倒したことしか知りませんでした。

あとは、西南戦争で、西郷が敗れたことですね。


なので、第2部の明治維新編は初めて知ることばかり。
政治で対立する二人ですが、西郷さんは、最初から精彩を欠いていて、大久保がかわいそうだったほどです。

一体、この西郷のやる気のなさは何?


今度のドラマは、最初から最後まで西郷が主役なので、
明治維新編では、悪者になるのは大久保のほうでしょうね。

西郷夫人・いとが、戦争が始まってから、大久保の味方になった大山に、降伏を勧められたときだったか、「あんたがついていながら、何でこんなことになつたのー!」とキレるシーンが印象的。

私の中で、西郷‥西田敏行、大久保‥鹿賀丈史、
いと‥田中裕子

話のすじを知らないで見ると、演じた俳優がそのままスタンダードになります。


歌舞伎を頻繁に観劇した時期があって、
二年も通うと、メジャーな演目は、何度かお目にかかるようになります。

歌舞伎も、同じ役を違う役者がやるとき、最初の刷り込みがあるので、最初に演じた人が、最適役に感じます。
松本幸四郎の弁慶が見たのが最初だと、その後市川団十郎が弁慶をやっても、
幸四郎のほうが似合っている、上手だ、となるわけです。

なので、「翔ぶが如く」と比較してしまいそうです。
幸い?キャストは、それを意識して作られたようですね。

知ってるということは、前半の話が退屈に感じそうです。
歌舞伎は、長くても1時間だからいいですが、

早く、薩長同盟が見たい!


願わくば、「翔ぶが如く」と大きく違うことを望みます。