こんばんは。
今日、友達から誘われた試写会に、
新橋まで行ってきました。
なぜか会場で、使い捨てライトが配られました。
映画を観たあと、使います、なんて、
わけわかんないこと言われました。
ちなみにこの映画はB級です。
それは、友達から送ってもらったチラシのPDFでも明らかでした。
出演者‥全員無名!
知ってる人が、全くいません。
ロードショーは、単館上映です。
新宿の武蔵野のみ。
でも、元B級アイドル「ピンカートン」という
伝説の五人組少女アイドルグループが、再結成を夢みるというお話に、
惹かれました。
主人公の優子は、もう、かれこれアラフォー間近の、鳴かず飛ばずの崖っぷち女優という設定。
彼女こそ元アイドルグループリーダーでした。
コンサート当日、一番人気のメンバーがソロデビューするという噂を聞いて、主人公が逆ギレ。
その日のコンサートはメンバー不和と、ソロの子が消えて、中止。
そのまま、なし崩しに解散になりました。
たまたま、元そのアイドルグループの熱烈なファンだった男性と、優子が出会い、
「あのコンサート中止の悔しさは脳裏に残っているので、また、見たい。ぜひ、再結成を!」
と、口説きます。
「今さら、そんなイタイことする気ないわよ」と、
ひねくれていますが、
事務所と契約打ち切りになったことで、男性の話に乗ってきます。
もともとその気はあったけど、プライドが邪魔して、カッコつけているのです。
問題は、ほかのメンバー。
当然、結婚して子育ての真っ最中だったり、
解散事情もよくなかったので、
かなり、難航しそうです。
現役時代の十代のメンバーと、月日が経って、アラフォーになったメンバーと、演じてる人が別々でした。
交互に過去と現在が、行ったり来たり。
驚いたのが、ソロの話が出た、メンバー随一の売れっ子役の美少女の、大人バージョンをやった女優が、
あらま、知ってる!
去年の夏に映画館で観た貫井徳郎原作・妻夫木聡主演の
「愚行録」で、被害者役の主婦を演じた人でした。
容姿端麗。
まあ、それでも世間的には無名に近いです。
だからこそ、「愚行録」の汚れ役というか、被害者なのにヒールというか、
そういう難しい役を振られたと思うのです。
古くは、家族が観てた「仮面ライダー電王」(佐藤健主演)に、主人公の姉として出てました。
「愚行録」の貫井徳郎氏は、本格ミステリー小説界の「魔術師」とも呼ばれるトリックメーカー。
以前、「殺人症候群」など、症候群シリーズをブログでお伝えしたことあります。
貫井徳郎は、ブラック本格ミステリの巨匠です。
あと味の悪さは、定評があります(笑)。
愚行録は、その貫井氏の中でも、驚天動地の大傑作。
まさか、あれが映画化されるとは!
て言うか、
あれ、映画にできるの?
傑作だけど、トリック的に映像化ムリだろう
と思っただけに、感激したものです。
そんなプレミアムな映画に、かなり重要な役で
その松本若菜さんは、出演されてました。
まさか、試写会でお目にかかるとは。
舞台あいさつと、
劇中アイドルコンサート。
渡されたペンライトの意味がわかりました。
本編のあと、本物の、劇中アイドルが、
登場。
会場の私たちの役目は、ペンライトで、彼女らをライブで応援することでした。
なんか、エキストラになった気分。
ほぼ、真後ろには、主人公の両親がお見えになってました。
そうとは知らず、
「パッと見、写真が壇蜜に似てたけど、似ても似つかなかったね」なんて、友人と話してしまいました。(~_~;)
あ、映画内容はよかったですよ。
アイドル再結成に限りませんが、
中年女性に捧げるお話です。
人生で、
やり残した感のあることは、やっておけー!
というメッセージをいただきました。