こんばんは。

おめでとうございます。

今朝は早起きして、恒例の箱根駅伝観戦です。

箱根駅伝は、子供の時から興味ありました。

一年にたった2日しか開催されないのが弱点と言えば弱点で、残念です。

なぜ、気になってたかと言うと、自分のとこから、品川方面のレース場所まで、わずかバスで3つ目ほどだったからです。
親が見てたし、往路の中継を見ながらドキドキしてました。
復路ともなると、居てもたってもいられなくなり、そこまで行きたくなりました。

バスを使ってリアルに現場観戦したことが一度だけあります。
集団があっという間に、弾丸のように通り過ぎて終わりでした。一人、遅れた人がいて、それも
たった5秒差くらい。
スタートしてせいぜい30分ですから、仕方ありません。
あまりに呆気なさ過ぎて、近くの京浜急行電鉄に飛び乗り、追いかけようとしました。
あまりに自分が軽装だったことに気づいて、電車を降りました。散歩のつもりで家を出たのですから。

そうそう、この箱根駅伝と「ホワイトラビット」が小さな事で、デジャブ。

作者の伊坂幸太郎さん、映画「ゴールデンスランバー」の原作者だったんですよね。
巻末の作品集見てビックリです。堺雅人さんが出たやつで、主役? 
とにかく、映画では走ってるんです。
マラソン大会みたいに。

昨夜、一晩かけて、一気に読んでしまいました。

予想外に面白かったです。
最初から、軽い書き出しに誘われて、手を引かれて読んでた、って感じです。

軽快で、面白い文章。
レミゼラブルが矢鱈に引用されるんですが、それも面白かったし、この人、私が普段思ってることを代弁してくれてる!

と思う箇所多数。

伊坂幸太郎氏は初体験ですが、このまま交際オッケーという感じです。
独特のメタな注釈がウザいけど、それすらも腹ただしいくらいに、上手いなあと思ってしまいました。

で、まさかの稲葉とい男が登場。

白兎だけでなく、稲葉まで丸かぶりするとは!

稲葉、と出てくるだけで、自分が呼ばれてるようで、落ち着きませんでした。

で、私の大好物の「どんでん返し」を決められました。
コレが噂のウサギ横飛び。

ウサギが横飛びして、追跡者をアッと交わすように、突然話が空中ジャンプ。

騙された!
まさに因幡の白兎に出てくる単純な鰐鮫のように、知らないうちに騙されてました。いいように誘導されてました。
ホントに立派なミステリー小説です。

欠点は稲葉が出て来ること。(笑)

映像化されたら、工夫が大変です。

映像化して欲しいです。