こんばんは。

欧米の本格派推理作家で五本の指に入る、
アメリカのエラリー・クイーン。

五本どころか、三本の指に入ります。

イギリスのアガサ・クリスティーと一、二を争う感じですね。

松本清張氏は、同業作家とのお付き合いは、ほぼなかったと思われます。

エラリー・クイーンが、正確には漫画家の藤子不二雄のように2人いるのですが、片方のかたが来日して対面を果たした時、清張氏はかなりミーハー的に喜んだそうです。

清張さんも人の子だったのか?
欧米礼賛主義だったのか(笑)。

エラリークイーンは、謎解きのバリバリ本格派。

清張の作品で本格派作品は、少ないですね。

要するに、密室が出てきたり、犯人当てをメインにした作品は
すごーく少ない。なくもないけど、ないに等しいです。
まして、横溝正史に見られる、手毬唄どおりの殺人とか、三本指の怪しい男が出てくるとか、
変わった風習、因習の村が出てくるなんてことはありません。

エラリー・クイーンの特徴は、

ロジック、ダイイングメッセージ、最後の一行、
です!

おそらく、クイーン氏に対する作品への憧れはあったと思います。

国名シリーズは、タイトルがまず、いいです💛

「ローマ帽子の謎」「オランダ靴の謎」「エジプト十字架の謎」「ギリシャ棺の謎」「シャム双生児の謎」‥‥
計10種類。
一応、国名シリーズは全作品読んでますが、最終的にタイトルが一番良かった!
という記憶しかない(笑)。
印象に残っているのは、
「フランス白粉の謎」🇫🇷

タイトルがいい。
冒頭と最後にインパクトあり。

デパートのショーウィンドウに死体が飾られていたという、ショッキングな出だし。
江戸川乱歩も、このシーンをパクってます。

ラストの1行で、犯人の名前が明かされます。
容疑者は4、5人いましたので、結構ドキドキしました。

この国名シリーズのは特徴は、画期的です。
マネする人、続出。

それは、「読者への挑戦状」です。

一通り、物語の事件の部分が終わると、

データは揃いました。
このデータで犯人当て、できますよ。
さて、誰でしょうか?

これ、かなり略してますが、
そういう文面が挿入されていて、
読者に犯人を考えさせるのです。