こんばんは。


信長・秀吉・家康の、
戦国時代ど真ん中大河ドラマ「女城主直虎」。

と言っても、「徳川四天王」がメインの
、かつてない切り口の戦国時代劇です。

正確には、四天王の一人「井伊直政」の養母にあたる「おとわ」なる井伊家の娘が主人公で、
歴史的には無名も無名。
なので、後半は井伊直政が徳川家で出世するまでを描くことになります。

稲葉の白兎こと私が知っている井伊直政は、
「赤備え」「目立つ」「勇ましい」
「関ヶ原で福島正則と、東軍として、先陣争いをした」
「関ヶ原後、すぐ死んだ」
「褒美は佐和山城→彦根城」

つまり彦根藩の開祖ですね。

こうなると、どうしたって、徳川家康との縁が濃いわけです。なにしろ、直政にとっての「殿」にあたるのですから。
しかも、その殿の奥方は、女城主おとわの幼馴染み。瀬名(築山殿)は井伊の領主・今川家の人間です。

昨夜は徳川受難の巻で、徳川家が織田家と仲良くやっていくには、場合によっては生贄を出さないといけません。
それが、瀬名と嫡男信康。
家臣もそれとなくわかっているのですが、それを家康に言えるはずもありません。
家康の母於大の方が、家臣の会話を盗み聞きし、大名として家康に決断を下す役割を背負います。

「信康を斬りなさい。それしか生き残る道はありません。武家は皆、そうやってきた。
武家である以上、自分のところだけ逃れるということはできないのです」

まるでお釈迦様のような言葉です。

栗原小巻さま‥「黄金の日日」。

そう言えばまだ、「直虎」で、豊臣秀吉が出てきていませんね。出るかどうかわかりません。

今から30年以上も昔、大河ドラマ「黄金の日日」が放映されました。
堺の商人を描く話です。
松本幸四郎の呂宋助左衛門は、織田家の鉄砲商人・今井宗久の奉公人です。
奉公人仲間に、後の大泥棒「石川五右衛門」がいました。これを故・根津甚八が演じてて、なぜかキムタクにソックリ。

昨日のブログと、かぶってて申し訳ないですが、
黄金の日日は、三谷幸喜が大好きだった作品。

それ、すごいわかります。
DVD完全版を借りて観ましたが、
面白いです🤣!

キャストも絢爛豪華で、のちの大物多数出演。

織田信長‥高橋幸治。

信長といえば、短気、残酷、変人

のイメージありますね。

あと、光秀や秀吉に暴言を吐くとか。

それが、黄金の日日の高橋幸治さんの信長を見たら、多分あなたは、
信長と言えばこの人!
と言うようになるでしょう。
これを超える信長はおそらくいないです。

ダンディすぎる、上品すぎる、ヤバイ信長。

もの腰がやわらか、温厚です。
暴言吐かない。
DVなし。
なにしろ、怒らない。

信じられますか?

そんなんですから、本能寺の変で殺すな、という投書が殺到し、異例の延期になったという伝説が。

信長像をひっくり返したか、元々高橋幸治氏の
キャラなのか、おそらく後者でしょうけど、かつてない信長。ふつうにかっこいいんです。

もっとすごいのが秀吉。

もっとかっこいいかって?

違います。大河史上、最悪の秀吉。
役者は演技抜群の故緒形拳さん。
緒形拳の秀吉は、すごい。
演技がすごい。天才。

最初はいい人なんですが、あるいはそう見えたんですが、
大名になった頃から、「えっ?」みたいな。

このブラック秀吉は、
よくみんなに知られている
ビリからトップ、3枚目、気がきく、知恵者
のようなイメージがあると思います。
それは表面上で、
実は、お天気屋、残酷、わがまま、人でなし

‥を遺憾なく発揮する緒形拳版・豊臣秀吉。

残酷シーンはたくさんあって、
他にも色んなものあって地上波放送はムリだと思われます。

川谷拓三の処刑シーンはトラウマになりそう。
五右衛門の釜茹は氷山の一角。
比叡山の焼き討ち、鳥取城兵糧攻め、
バテレン追放、秀吉の認知症など。

あと特筆は、近藤正臣の石田三成。
過去最高。偏差値70超え。

石頭、傲慢、策略家、残念な人にされてる三成ですが、
知らない人も、彼を見たらフアンにならずにいられない。
三成フアン、必見です。
ふつうにかっこいい。
外見も中身も。