こんばんは。

いや〜、今日の「女城主直虎」
よかったです。

よかったって、ストーリーは
全然、悲劇なんですが、

今日になって、初めて四天王のキャラが
立ってきたかな、
という感じでした。

四天王の紹介回、みたいなストーリーでした。

阿部サダちゃんの家康も、
素晴らしかった。

だから、井伊谷にいるおとわや、和尚、ハッキリ言えばのちの直政になる虎松すら、目立たなかったほど。

まずは、榊原康政。
この人が四天王で一番、目立つ。

前から、この人、もしかして、
尾美としのりじゃない⁈
という疑いはあった。
なんか、演技が印象的。
さりげなく、虎松に嫉妬してるあたり。

尾美としのりを大河ドラマで見ようとは!

古くは、彼が中学生くらいの時、大林宣彦監督の尾道三部作「転校生」で主役の彼を拝見してました。

次に酒井忠次。
ドS家臣。私も、四天王の酒井と榊原についてははよく知らないです。
今回、堀川城の戦いという、あまり知られてない、戦いがありましたが、それもそのはず、徳川の黒歴史なので。
反抗した村人たちを皆殺しに仕向けたのはこの酒井忠次。
もう、何、この人!  顔からしてサド目。
鬼キャラです。なので酒井忠次はカンタンに覚えられました。
今日の酒井は、弁明の使者として織田信長と対面し、
長男・信康を不幸のどん底に叩き落とすキッカケを作りました。でも、こういう憎まれ役の人、必要ですよね。
温厚な家康を怒らせ、「武田に行けばよかろう」
と言われてしまいます。

本多忠勝。
この人は、このドラマの中ではマトモな人。比較的、クセがないってことです。
去年、仮面ライダー藤岡弘がやってた役です。

井伊万千代のちの直政。
今日は珍しく受け身の役処。
一大事がありましたから、彼の出る幕はありません。

石川数正。
岡崎在住の家臣で、信康や築山殿と深い関わりが。
優秀でしたが、この人は四天王にはなりません。
なぜなら、後に、豊臣秀吉の家臣になるからです。

最後に特筆すべきは、
栗原小巻が演じた於大おだい。
家康のお母様です。

栗原小巻は、30年以上前に
大河ドラマ「黄金の日日」で、
松本幸四郎と共に主役に準じる役を演じていました。
私はリアルタイムで見ておりません。

ただ、弟が見てて、残酷なシーンに釘付けだったようです。なんでも、残酷シーンのオンパレードらしい。そして、このドラマの一番悪い奴は、
豊臣秀吉。


安土桃山時代で、
主人公は、実在したと言われる貿易商人・呂宋助左衛門。商人目線で描かれたドラマです。
去年、DVDより全話鑑賞。
栗原小巻は、助左衛門が奉公先の堺の商人・今井宗久の養女。
この頃の小巻さんは絶世の美女でした。

2人はお互いに好き合っているのですが、2人の立場がそれを阻んで、助左衛門にとって彼女は、奉公先の憧れのお嬢さんの域にとどまります。
去年の大河ドラマ「真田丸」の脚本家三谷幸喜は、この黄金の日日の大ファンで、同じ役で松本幸四郎をゲスト出演させました。
そして、今年。
その黄金の日日のもう一人の主役栗原小巻さんが家康の母役で出るとは!
まさか、女城主の脚本家も黄金の日日ファン?

今日だけのゲスト出演だと思われます。
そのゲスト出演に相応しい、重みのある演技を披露。
例の信康事件です。信長から因縁をつけられて徳川家の大ピンチ。
彼女にとって信康は孫。信長の難題に苦渋している家康に向かって、
お願いがあります、とかしこまって訴えます。

「信康を斬りなさい」

家康は、そのセリフにフリーズします。
私も驚きました。何を言うかと思えば‥。

何かの間違いかと疑います。
しかし、追い討ちをかけるように言います。

「必要に応じて死ぬのも武家の習い。自分の子供だけが例外だと思うんじゃありません!!」

うわぁ〜〜〜。

トリプルアクセル決まった〜〜

さすが、家康の母。
黄金の日日では、無邪気なお嬢さん役でしたが、
貫禄を持って、白眉シーンを見事に演じました。

もう今日は大混乱です。